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□Live While We're Young2
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乃木坂のグループとしての仕事の前、楽屋にいると声がかかる。


『しーちゃーん、あすー、ちょっときてー』




「ん?はーい、飛鳥いこ」



「なんたろ?」


「…なんたろ?」


「…忘れて」


「もーかわいいなぁ笑」


呼ばれて連れて行かれた応接室にはすでに人影があった。


(がちゃ)


「失礼します」


「あ、こんにちは!」


「っ…ごんべいさんっ!(ぎゅっ!)」


「あ、飛鳥!?え、もしかしてあなたがごんべいさんくん?」


「うおっふ…そうです!お会いできて光栄です
飛鳥も久しぶりだね」



その人を認識するなり飛鳥は飛びつくので、初対面の白石は一応確認する。



『会いたい会いたい言ってたからね、なんとか合わせてもらったの』



「いやぁ、本当にありがとね?映像見て、会いたかったのずっと」



「いやいや、こんなもんにそんなこと言っていただけて嬉しいです」



「こんなもんもとか言わないの
ほら、飛鳥も離れてよ」



「いやぁ…」



「こんな懐いていただけるなんて幸せですね笑」



「…私もいい?」



「「え?」」



「(ぎゅっ)会えてよかった…」



「…ありがとうございます…」


「しーさん…」



『(ぎゅ)』



「え、ちょっ…」



「うわぁぁ、なんだこの幸せな状況!!」
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