FINAL FANTASY
□U
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暗かった空が光を含み始めて
段々と日が昇ってくる山々の間を背に
小谷城の廊下を進む、1つの影。
スッ、とある部屋の襖を開く。
影―――…市は、くすりと微笑んだ。
「…ザックス、よく寝てる……」
襖から部屋の主…、ザックスの寝顔を覗きながら、市は一歩踏み出した。
第二前線
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