ギャグちっく20題

□02.アイス食べる?
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「あべしっ!」「ひでぶっ!!」

ドガッ

バキッ

「…ひでぇ」「鬼だ…」

怪我だらけの男たちはその恐怖の対象に向けて言葉を漏らした。

長髪ポニーテールの男が、自身に襲い掛かってきた男たちを、

「行ってらっしゃい!」

と殴り飛ばせば、それを迎えるように、

「いらっしゃいませ!」

と短髪ショートの男が殴り飛ばされた男たちを蹴り沈める。

地面に埋まった男たちを、仲間が掘り出し逃げていく。

「…19……22…26!」

「ユウは26人か。俺27人」

「マジかよ。辰巳、数え間違いじゃないか?」

「数え間違えるハズねぇだろ、ジュース奢れ」

「チッ」

長髪ポニーテールの男――…神田 ユウは、軽く舌打ちして渋々と土手を駆け上がる。

短髪ショートの男――…男鹿 辰巳は、その後ろを追い掛けるように、走った。



「あっ、男鹿と神田じゃん」

銀髪の男が、珈琲を飲みながら呟いた。

「本当だ…。おーい、男鹿!ユウ!」

その横で、お茶を飲んでいた藍髪の男が呼びかける。

「…古市と早乙女じゃね?あれ」

「アルト!古市!何してんだ?」

神田と男鹿は、銀髪の男――…古市 貴之と、藍髪の男――…早乙女 アルトとコンビニで合流した。

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