置き詩

▼書込み 

12/29(Tue) 00:51
沙夢

手を伸ばせば届きそうで
必死に手を伸ばし続けた


足掻くことがカッコ悪くて
いつしか手を伸ばさなくなった

あの頃は幼かったから
と現在(いま)から目を背け
気づかないフリをした


現在(いま)を見るのが怖くて

現在(いま)の現状から目を背けた


−もう、君はいない…−


気付きたくなんかない
気付いていたくない

足掻け 藻掻け

そして
闇に落ちてゆく……

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