ため詩
□どんぶらこ物語
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夕方の薄赤るい河口付近
川の流れは海の波に押され水の行方は目で追えない
川から流れてくる浮遊物でようやく窺い知れる
水面を浮き沈みしながらゆっくりと海に向かって漂うものが流れてきた
何だろう
んん? きゅうり?
きゅうりは水に浮いたかなと考えてたら
突然 なんの前触れもなしに いきなり
水中から大きな口の魚頭が一瞬現れるや否や
きゅうりをパクリ
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