ため詩

□どんぶらこ物語
1ページ/1ページ

夕方の薄赤るい河口付近
 
川の流れは海の波に押され水の行方は目で追えない
 
川から流れてくる浮遊物でようやく窺い知れる
 
水面を浮き沈みしながらゆっくりと海に向かって漂うものが流れてきた
 
何だろう
 
んん? きゅうり?
 
きゅうりは水に浮いたかなと考えてたら
 
突然 なんの前触れもなしに いきなり
 
水中から大きな口の魚頭が一瞬現れるや否や
 
きゅうりをパクリ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ