ため詩

□傾けたふらすこの先の火を密目
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初恋の
 
あの人の面影は
 
色褪せる異なく 今も尚
 
淡い煌めきの中庭にいて
 
粋明無垢な表情を浮かべ
 
小首を傾げて遠くを見つめる
 
数奇に絡みつく蜘蛛の巣の張る脳裏の一角に
 
その侭の
 
その時の侭の 潤姿い侭で 
活き続けている
 

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