自作の詞です。よかったら見てやって下せう


「虚言癖」

「現実」「幻覚」「事実」「妄想」
区別がつかなくなっている

お前がそんな眼で見るから
咄嗟に嘘が出てしまったんだ

「虚言」「虚言」「虚言」「虚言」
何にも云いたくない

もう後には戻れないんだ
だけどお前に棄てられるのが怖くて

*真実等見つめる事出来ない
抜け出せられぬ嘘の地獄
お前が知ったら如何なるんだ
魘されている 不安の所為で


「本物」「空想」「現状」「偽者」
区別がつかなくなっている

俺を好きでいて欲しいから
咄嗟に嘘が出てしまったんだ

*真実等受け止める事出来ない
抜け出せられぬ病の地獄
お前が知ったら如何なるんだ
狂っちまう 不安の所為で

お前にまで 嘘を
嗚呼、情けぬ 俺・・・


「雪国」

寒さで凍えてしまう位
男は女を待たせちゃいかんとぞ
余りのろのろしておったら
女は逃げてしまうのさ

其れすらも分からん男なぞ
女は甘やかしちゃいかんとぞ
余り軽く見ておったら
女は逃げてしまうのさ

女は冷めやすくて
鳥渡待たせただけで
冷たい瞳を男に向ける

*今日も又 独り
 男が凍えました
 こんな日本は正に
 「雪国」です


寒さで凍えてしまったら
男は女に棄てられたと思え
余りのろのろしておるから
男は棄てられるのさ

男は鈍感で
鳥渡安心した内に
冷たい瞳を女に向けられる

*今日も又 独り
 女が冷めました
 こんな日本を正に
 「雪国」です
*今日も又 独り
 男が凍えました
 こんな日本は正に
 「雪国」です



「醜哀想」

貴方への想い 消去します
翻弄されている私が厭になったので
でもやっぱり未だ好きで居たい
こんな私は可笑しいですか?

貴方への想い 消去したくて
翻弄している貴方を嫌いに成ろうとする
でもやっぱり未だ諦められない
こんな私は馬鹿ですか?

*多分 今 私が死んでも
貴方は何とも思わない
そんな事判っていても
何故か貴方にしか目が行かない


貴方への想い 消去します
是以上 苦しみたく無いので
でも貴方が夢に出てくる
こんな私は如何したら・・・

*多分 今 貴方が死んだら
私は気が狂うと思うわ
そんな事だから
貴方しか目が行かなくなるの


*私が苦悩している内に
貴方は結ばれました
然様なら 然様なら
もう此の世に用は無いわ・・・



「愛情頂戴。」

やめて やめて
やめてよ 父さん

とめて とめて
とめてよ 母さん

痛くて我慢できなくて
家を飛び出すにも飛び出せなくて

いつも いつも
僕の悲鳴が

頻繁に 頻繁に
聞こえるでしょう

痛くて我慢できなくて
遂 悲鳴を上げてしまうんだよ

*嗚呼 如何して
僕がこんな目に遭わなければならないの?
嗚呼 何時も
僕は精一杯接してるつもりなのに・・・


やめて やめて
やめてよ 父さん

見てみぬふりも
やめてよ 母さん

傷だらけのボロボロの体
可笑しくなる位ボロボロの体

*嗚呼 如何して
 僕がこんなに苦しまなきゃならないの?
 嗚呼 何時も
 僕は精一杯やってるつもりなのに・・・



「螺旋階段」

あたしの脳は貴方の事で
ぐるぐる眩暈がするように
廻り続けてます
廻り続けてます
まるで螺旋階段の様に

あなたの力は凄いのね
あたしを操る程のものなのね

*今日も 廻る 廻る
 貴方の顔が
 きっと 明日も 廻る
 貴方の声明が


あたしの脳は貴方の事で
ぐるぐる目が廻るように
廻り続けています
廻り続けています
マルデラセンカイダンノヨウニ

あなたの力は凄いのね
あたしを圧倒させるものね

*今日も 廻る 廻る
 貴方の吻が
 きっと 明日も 廻る
 貴方の瞳が

あたしの脳内で



「警告」

今更 遅いのよ あんた
今頃 電話して来ないで
此間迄 不知ん顔してたくせに
何事も無かったかの樣な顏をするの止めて

あたし、警告出してたでしょう
其れに気付かなかったあんたが惡いの

*あたしを玩ぶだけ玩んで
急に棄てたのは誰?
泣いたって無駄なのよ
あたしの苦しみを
判ってくれなかったじゃない


今更 遅いの あんた
今頃 寄り戻そうだなんて
此間迄 そっぽ向いてたくせに
俺は惡くないみたいな顏をするの止めて

あたし、警告出してたでしょう
其れを気付かなかったあんたが馬鹿なの

*あたしを其の氣にさせといて
急に棄てたのは誰?
泣いたって無駄なのよ
あたしの哀しみを
判ってくれなかったじゃない


「をんなを玩ぶ をとこなぞ 何処へでも逝つてしまへ」

*あたしを其の氣にさせといて
急に棄てたのは誰?
泣いたって無駄なのよ
あたしの哀しみを
判ってくれなかったじゃない



「私は嘘を容赦しない。」

現在の世界は嘘だらけ
 誰が真実なのかさえも
 判らなくなるくらい
 酷い世界

 此の世界に真実なんて
 本当に存在するのか
 全てが偽りみたいに
 見えてしまう

 嘘は嫌い 誠のみ受け止める
 本当の世界は何処へ逝ったのか?

*何時の間にこんな世界に
 成ってしまったのだろう
 情けなくなる位 溜息が出る世界
 「私は嘘を容赦しない」


 嘘は嫌い 誠のみ受け止める
 本当の世界は何処へ逝ったのか?

*如何してこんな世界で
 成り立っていたのだろう
 哀しくなる位 溜息が出る世界
 「私は嘘を容赦しない」


 全員を敵にまわしてでも

 「私は嘘を容赦しない」

 「私は嘘を容赦しない」

 「私は嘘を容赦しない」

 「私は嘘を容赦しない」


「哀愛パラノイア」

あたしの今日は
詰まらなくして終わる
あなたの電話
待っているだけで

*気が付いたら 既に
 独りだったという真実
 あたしの存在は
 あなたにとってどんなモノなんでしょう?



あたしの今日も
あなたを想ってるだけ
でもあなたは多分
あたしを忘れかけてる

*気が付いたら 既に
 棄てられてたという真実
 あたしの存在は
 何時の間にやらゴミと一緒だったんです


*如何して是程に
 あなたが大好きなんでしょう
 あたしを想ってない
 あなたが何故 好きなんでしょう?

 
全てが間違いだったの?


「罪、後、罰」

あたしの前にある あなたの体
あたしの目に映る 倒れたあなた
右手には 染まった恐ろしい刃物
左手は 震えて何も出来ない状態

何故こんな事になったんでしょ
何故こんな事になったんでしょ
両目には 溢れるほどの泪
頬には 飛び散った真っ赤なblood

*叫びたい 絶望のあたし
狂いそうで 壊れそうで
聞こえない バラエティー番組の笑い
今から あたしも逝きます


いつの間にか マンションの屋上
空の色が 疎ましくて仕様が無い
髪の毛は 風に吹かれていて
唇を 噛締めながら 嗚呼!

*巻き戻したい 過ちを犯す前に
倒れそうで 壊れそうで
戻れない 過ちを犯したら
今から あたしも逝きます


然様なら 嗚呼…



「リンゴ病」

恥ずかしがり屋なんです あたし
直ぐ頬を赤らめてしまう
恥ずかしがり屋なんです あたし
恥ずかしいくらい
君に逢うと何時も あたし
直ぐ頬を赤らめてしまう
嬉しい事があると あたし
真っ赤になっちゃうの

*まるで林檎ね 林檎の様ね
病だけど痛くない
かわいらしい病
あたしリンゴね リンゴの様ね
病だけど危なくない
笑える病


恥ずかしがりやなんです あたし
直ぐ頬が赤くなってしまう
褒められちゃったりすると あたし
真っ赤になっちゃうの

*其れはリンゴね リンゴみたいね
病だけど痛くない
おもしろい病
あたし林檎ね 林檎の様ね
病だけど危なくない
キュートな病



「Doppelgänger」

幻覚ぢゃない 確かな僕
笑みを浮べる 不気味な僕
見えてしまったら
この後如何なるんだっけ?

ぼくにしか見えない 不思議な僕
睨みつけてる 狂気な僕
早く消えてよ
この後如何したいの?

*不幸な現象に出遭ってしまった
未だ死にたくないのに
不幸なぼくに現れてしまった
取り憑かないで


幻覚ぢゃない 僕の生き写し
瞬きしない 奇妙な僕
見えてしまったら
死んじゃってしまうの?

*恐怖の現象に出遭ってしまった
未だ生きていたいのに
恐怖に怯えてしまっている僕
逝かせないで


取り憑かないで


「す・き・ま」

すきま 作っちゃ駄目だよ
すきま 作っちゃ駄目だよ
其処から生まれてくる
恐怖の塊が
どんなに恐ろしいか
君、知ってる?

ふすま ちゃんと閉めてよ
ふすま ちゃんと閉めてよ
安易に生まれてくる
呪怨の塊が
どんなに恐ろしいか
君、知ってる?

いつも いつも 覗かれてる
大きく 見開いた 目ん玉に
身体を呼び起こされる
真夜中のぼく



今日で 四度目の恐怖
今日で 四度目の恐怖
其処から生まれてくる
騒霊の叫びが
どんなに苦しめるか
君、知ってる?

いつも いつも 怯えさせる
異常に 腐った お手手が
心臓を弱くさせる
真夜中のぼく





ホラ、アナタモ真夜中ニオコシテア・ゲ・ル



「黒猫ニーチェ」

今宵 満月
黒猫 登場
不吉な予感
電話のベル
不明な番号
4444−4
非通知信号
鳴り響くベル

*仕返しに来るの?
仕返しに行くよ
忘れもしない
あの日の事
ごめん、許してよ
今更遅いの
其れなりの
覚悟してて


今宵 停電
不吉な現象
窓にうつる
不気味な影

*今、何処に居るの?
あなたの後ろよ
ほら振り返れば
崩れた顔
ごめん、許してよ
今更遅いの
其れなりの
殺め方で…


殺ったげましょう



「自殺未遂」

誰か止めて
異常な心
4度目のナイフ
使いそうになった
誰か殺って
異常な僕を
独りきりじゃ
死にきれないから

※空耳のオルゴールの音が
頭を何度も廻るよ
あの世からの知らせかな
自然に死なせてくれないかい


誰か止めて
哀れな涙
誰か殺って
不安定な僕

※空耳の哀唄の歌詞は
丁度僕にぴったりだ
僕と同じ人も居たんだね
じゃ、一緒に死のうか


※血の管を斬ったはいいけれど
全然死にきれないじゃないか
又 失敗したよ
嗚呼、不謹慎自殺未遂



「エキセントリック」

誰か僕の噺(はなし)に
耳を傾けて下さい
解れた衣類を身に纏つていたら
皆とは違うんですか?
汚れているこの世界は
異常な程に
さう思つて堂々と意見を述べる僕は
貶笑(おか)しゐんですか?
誰か僕を輪の中に
入れて下さい
髪の毛が汚纏汚纏(ぼさぼさ)だから
離れるんですか?
不公平だこの世の中は
異常な程に
さう思つて堂々と訴えるてゐる僕は
貶笑しゐんですか?

※何かが外(ず)れている
僕以外の全員を敵に廻してしまう
何かが僕には足りなゐ
不足している物は 誰が埋めてくれるのか


…如何して僕はエキセントリック仕様に為つているんだらう…
…穴を埋めてくれる優しい人は何時現れるんだらう…



「葬的ライフ」

如何して死という道を
辿る必要があるんだろうか
深い眠りについたときが
本当の終りなんだろうか
こんなにも簡単に
あんなにも安易に
先(さっき)まであった意識を
永久に眠らせてしまう

虚しい最期の微笑等見たくない

肉体だけ眠ったけれど
魂だけが眠れず消えてゆく
此の痛みや哀しみは
永遠に廻り続けている



焼かれてしまう前は
此処にあった肉体
焼いてしまった後は
寂しさしか残らない

寂しい最期のお礼等聞きたくない

肉体だけ眠ったけれど
魂だけが眠れず消えてゆく
此の痛みや哀しみは
永遠に廻り続けている



「輪廻〜悦虚哀樂〜」

「さよなら」が済んで眠りについたけれど

肉体は腐れ 魂だけどっか逃げてっちゃったよ

その魂は一度 天でリセットされて

懐かしい胎(はら)の中に戻っていくんだよ


その魂と新しい肉体(からだ)はどんな人間に成るのか

その魂と新しい肉体(からだ)でどんな人生を送るのか


※新しく生まれ変わると
  
  前の事は全部全部忘れちゃうんだよ

  不思議だね 虚しいね
 
  「輪廻」と云うものは



一生を何度も送られるんだけれど

昔の記憶はゴミの様に簡箪に棄てられる

あの日の笑顔や怒り顔や泣き顔

全部全部無くなって消えてしまうんだよ


その魂とむかしの肉体(からだ)はどこに逝っちゃったんだろ

その魂とむかしの肉体(からだ)はもう戻ってこないんだろう


※世の中には解決できない

  色々な仕組や問題があるんだよ

  悦んでいいのか いけないのか

  「命」と云うものは


「汚染ポリューション」

僕が触ると何故汚いの?
君が触ると汚くないの?
僕みたいな人は死ねって?
消えてしまえば満足なの?

僕が君の肩に触れると
必ず汚染(よご)すなと云うの
けれど君みたいのがいるから
日本の方が汚染(よご)されゆく

僕の汚す確率より 遙(はる)かに君の方が高いよ

ゴミは失せろ 消えて亡くなってしまえ
最高級の庖丁(ナイフ)で染めてやろうか
いつもいつも 死ねだのなんだの
こっちが云いたい "Fuck off"
こんな事 云えたらどんなに樂なのだろう
いつも想像の中でしか強氣になれないんだ
でもでも 仕方ないさ
君と出遭ってしまったのだから




「苦悩コンプレックス」

現代の人間は劣等感(コンプレックス)に埋もれてしまってる

誰にだって恥ぢらいの壱ツや貳(ふた)ツ位あるのさ

そんなものは自分が思つてる程 誰も気付いてないんだ

尊敬するあの人だつて 大嫌いなあの人だつて


現代の人間は劣等感(コンプレックス)で苦悩し過ぎている

劣等感(コンプレックス)なんて個性と一緒だと考えればいいのさ

そんなものは遠まわしに前向きに考えてみるもんだ

あんな悩みだつて こんな悩みだつて


※限界に達したら 一気に吐き出せ

  誰かに薬に為つてもらうんだ

  直ぐ効くさ 直ぐ治るさ

  決して傍迷惑(はためいわく)なんかではないよ



「胎のぼく」

僕は掬弐(ふたり)の樂話声(はなしごえ)が聴こへました
−胎(はら)は暗闇(くら)いです−
−世(そと)は明るそうです−
羨ましい 僕は世に行けずに逝ってしまうんだ
然 掬弐には迷惑をかけない心算(つもり)です
だから哀しまないでね
僕も辛抱するから

僕が逝ったあと 掬弐は仲良してね

仕様が無い 僕の力不脚(ちからぶそく)です
僕に生まれて来る力が無いから
然 掬弐に逢ひたゐ
だから輪廻で廻り逢う事を
此れからの死甲斐(しにがい)にします

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