Sub novel

□愛してる
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━side 柳生━





私の愛しい人は、クールで何を考えいるか分からないミステリアスな人。
…と、言われている人です。


でも実際は、テニスなどに情熱を持っていて、いろんな表情を持っている、案外可愛いらしい人なのです。


仁王くん曰く、本当の仁王くんを知っているのは私だけだそうです。
テニス部のみんなも仁王くんのことはよく理解していますが、私ほど仁王くんを深く知る人はいないとのことです。
お前を本当に騙すのは無理だとも言われました。
私はいつも騙されてばかりだと思うのですが…。






でも私はそのことを嬉しそうに話す仁王くんを見ていて、とても幸せな気分になりました。


その時に私は仁王くんのことが本当に好きなんだと改めて思います。

仁王くんに、ずっと側にいて欲しいと思います。



おそらく仁王くんも同じ気持ちだと思っています。






仁王くんはペテン師だと呼ばれていますが、私は仁王くんを愛しているから、あなたが私を愛していると言ってくれるから、私は仁王くんを信じています。









『仁王くん、心の底からあなたを愛しています』








end.
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