*ありきたりな僕らの日常*

□ありきたりな僕らの日常4
1ページ/1ページ

「…寒い。」


「…。」


「寒いね。」


「ああ。」


「寒いよ…。」


「…五月蝿い…。冬だから仕方無いだろう。」


「…寒いから…ベッドであったまるコト、しない?」


「使い古された常套句だな。」


「えー…。」


「もっと気の利いた言葉で誘え。」


「じゃあ、寒いからセックスしな…へぶっ!!おい!まだ言い終わって無いのに!殴る事無いだろう?!しかもグー!」


「ストレートに言えば良いと言う物じゃない!!」


「何?ロマンティシズム?へー?手塚がー?意外ー。」


「…もう一回殴られたいか…?」


「じゃあ…『僕と、建設的では無い愛を育んでみませんか?』」


「…気に入った。」


「そう。なら、早くあったかいトコ行こうよ。」


「そうだな。」


「…今日は騎乗位がいいか…へぶっ!!酷ッ!!また殴った!!」


「お前の頭の中はソノ事ばかりか!!」


「コレでも俺、ヤりたい盛りの中学生なんでね。」


「馬鹿も休み休み言え…。」


「(後で散々啼かせてやる…)」


「何か言ったか?」


「ん?何も?さ、行こ。」


END

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ