*ありきたりな僕らの日常*
□ありきたりな僕らの日常4
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「…寒い。」
「…。」
「寒いね。」
「ああ。」
「寒いよ…。」
「…五月蝿い…。冬だから仕方無いだろう。」
「…寒いから…ベッドであったまるコト、しない?」
「使い古された常套句だな。」
「えー…。」
「もっと気の利いた言葉で誘え。」
「じゃあ、寒いからセックスしな…へぶっ!!おい!まだ言い終わって無いのに!殴る事無いだろう?!しかもグー!」
「ストレートに言えば良いと言う物じゃない!!」
「何?ロマンティシズム?へー?手塚がー?意外ー。」
「…もう一回殴られたいか…?」
「じゃあ…『僕と、建設的では無い愛を育んでみませんか?』」
「…気に入った。」
「そう。なら、早くあったかいトコ行こうよ。」
「そうだな。」
「…今日は騎乗位がいいか…へぶっ!!酷ッ!!また殴った!!」
「お前の頭の中はソノ事ばかりか!!」
「コレでも俺、ヤりたい盛りの中学生なんでね。」
「馬鹿も休み休み言え…。」
「(後で散々啼かせてやる…)」
「何か言ったか?」
「ん?何も?さ、行こ。」
END