*ありきたりな僕らの日常*

□ありきたりな僕らの日常2
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「恋ってさ、始まりよりも終わりが大変なものだよね。」


「…そうなのか。」


「うん。恋をした事の無い人なんかは臆病になって始めるのも大変だけど、1つの恋を終わらせるのって大変じゃない。」


「自分が終わる事を望んでいる側じゃなくてもか?」


「そうだね。双方大変でしょう。自分の気持ちにケジメ付けて、次に進まなきゃいけないから。」


「……で、何故そんな話をする?終わらせたいのか?」


「まさか!ただ考えていた事を言っただけだよ。」


「…終わらせなければいい。」


「え?」


「永遠に終わらせなければ大変じゃないんだろう?」


「…参ったな…。確かにそうだよね。」


「そうだろう?」


「お前さ、俺の事大好きでしょう?」


「馬鹿!!!蹴られたいか?!」


「だってソレ、プロポーズと同義じゃない。」


「………悪いか……。」


「大丈夫。大人になったら俺がちゃんと手塚にプロポーズするから。」


「男同士だぞ?」


「んー…。海外にでもカケオチしましょうか?」


「そうだな。それもいい。今から金貯めておけよ?」


END

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