未来部屋

□1週間の悪夢
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「じゃあランボをよろしくね」

申し訳なさそうに言うフゥ太に、ボンゴレ十代目である沢田綱吉は優しい笑顔を向けた。
彼は普段、ランボのために長期任務は避けてきたため、人に教育係を頼むのが久しぶりだった。
そのため些か不安なのだろう。

「大丈夫だよ。ランボはオレたちにとっても弟みたいなもんだし…」

「うん、ありがとうツナ兄」

綱吉の言葉に安心したのか、フゥ太は晴れた表情で海外へと旅立った。


「さて、」

綱吉はデスクに戻ると、書類を手に取った。
フゥ太の代わりにランボに教育係をつけて修行をしてやらねばならない。
できれば腕の立つ守護者たちがいいのだが、あいにくみんなヒマな訳ではない。

「よし、日替わりで面倒みてもらおう」

そう呟くと、綱吉は内線のダイヤルを回したのだった。


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