未来部屋
□最強の負けず嫌い
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今日はランボの家で、ランボ・リボーン・コロネロ・スカルの4人はたこ焼きパーティーをやることになっていた。
「あ、ソース切れちゃってる…」
テーブルにたこ焼きのプレートと材料を用意していたランボは、ガックリと肩を落とした。
さっき買い物にいってきたばかりなのに…
そんなランボを見て、リボーンはスカルの肩に手を置いた。
「よし、お前買ってこい」
「なんでオレなんですか!?」
「「パシりだから」」
リボーンとコロネロの声がぴったり重なった。
「いやいや、スカルはお客さんなんだから。オレが行ってくるよ」
ランボが財布を片手に玄関に向かった、そのとき。
「ほお、てめぇ(オレの)ランボに買い物行かせようってか。パシりのくせに生意気だぞ」
ジャキッ
「お前のタコ、たこ焼きの具にしてぇのか?コラ」
シャキン
「わぁぁあ待って!!…行きます!行ってきますからっ!!」
リボーンに拳銃を、コロネロに包丁を突きつけられたスカルは部屋を飛び出していった。撃たれるのはもちろん、さすがに相棒をたこ焼きの具にされたくはなかったらしい。
「お●ふくソースだぞー。間違えんなよコラ」
「…リボーン、いつもはオレに行かせるくせに」
「パシりは使うためにいるんだぞ」
憐れスカル。
「よし、じゃあ焼くぜコラ」
材料が揃うと、コロネロはまるで屋台の兄ちゃんのようにたこ焼きを焼き始めた。
コロコロとたこ焼きを転がす様は、祭りなどでよく見る光景だ。
「焼きたての熱々だぜコラ!冷めねぇうちに食うぞ」
綺麗な丸いたこ焼きが皿に盛られた。そこにスカルが買ってきたソースをかけ、かつおぶしと青のりをまぶす。
マヨネーズはお好みで。
「「いただきまーす」」
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