少年兵ランドの戦い

□戦士達が集う時
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スールはじっと窓を見ていた。いつ帰ってくるかわからないランドと姉スカイアの帰りを待ちながら。
スール:ランド君…姉さん…早くかえってきて…わたし寂しい…
スールにとってはランドとスカイアはかけがえのない家族だった。スールは親の顔を知らなかった。彼女が生まれてすぐに両親は亡くなりスカイアを母親のように慕ってきた。そこにランドが来て家族は増え彼女が望んだ家族ができた。しかしそれがある日突然壊されてしまった。


トントン…
スール:あ!今いきます!
ガチャ…

目の前には村長がいた。
村長:スール…話がある…ランドとスカイアが…
スール:…まさか…
村長:そのな(ニヤ)
スカイア:ただいま!スール!
村長:こら!タイミングが早い!

ランド:村長さんが焦らすからですよ。

スール:姉さん!ランド君!
ランド:ただいま、スール。
スール:よかった…よかったぁ!
2頭と一人はお互い再び合えた感動を分かち合った。
彼らはこれまであったこと、を話した。

ランド:村長さん、シャオというドラゴンを知っていますか?
村長:シャオか…奴は私の息子…わしが追放した…あまりにも愚かな奴じゃ…そうか…奴に会ったか…奴はどうなった?
ランド:おそらく死にました…攻撃機のミサイル攻撃で…
村長:そうか…あの馬鹿者が…

次の日ランド達は作戦をぬることにした。
会議の結果彼ら兵士達もこの戦争に疑問を抱いていること、捕らえられたドラゴンに対する処遇の冷酷さに呆れていることが解った。
作戦はこうだ。
まず兵力があまりにも足りない。よって兵士の数をさらに増やすこと。手始めに鉱山や炭鉱などのドラゴンを解放し戦力に加える。ことが揚げられた。
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