第二部U
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□第三十一章 彼の願いに耐え切れず静かに天を仰いだ私を見つめていたのは眼が冴えるような曇りなき 蒼
救えたのかしら?
□第三十二章 傷ついたあの人を苦しめたのは無知と云う名の私だ
無様だ
□第三十三章 言い訳にしか聞こえない台詞を吐いて
精一杯の嘘だった
□第三十四章 貴方に触れた指が熱を孕んで溶けてしまいそうです
私が治すわ
□第三十五章 執着は人を狂わせる
私、馬鹿だ
□第三十六章 嗚呼どうかこのまま誰か時間を止める呪文を教えて
優しくしないで
□第三十七章 それがどれだけ重く残酷な言葉なのかを知っているか
そんな世界は作れないと思う
□第三十八章 此処からあの人の夢見た世界が始まる
信じてみよう
□第三十九章 すてられぬものは なに?
笑ってたよね?
□第四十章 この上ない甘美な呪縛
逃すものか
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