俺だけの焔。
□はじまり
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「どうして…ぼくには個性がないの?
ぼくもオールマイトみたいに、ヒーローになりたいのに…」
あれは、4歳くらいの出久だな…
昔から泣き虫で、よく泣いて言ってた。
ヒーローになりたい、どうして自分は個性がないの?って。
泣いてる出久の頭を撫でながら俺は言う。
『出久、大丈夫だよ。
個性が無くても、ヒーローにはなれる!!
俺の個性だって、いつでも使えるものじゃない。
雨の日は俺も無個性状態になってるだろ?
それでも、俺はヒーローになる!!
ヒーローになれるって証明するから、見ててくれるか?』
「りょうくんが、ヒーローになるの?」
『おう!だから、出久も諦めずに一緒にヒーローになれるように頑張ろうぜ?』
「うん!」
このとき、俺はヒーローになることを決めた。
齢12歳であった…。
それから、筋トレをしたり勉強をして
『プロヒーロー』育成を有する雄英高校へ入学した。
在学中のインターンではNo,2ヒーローエンデヴァーに事務所にお世話になり
卒業後も、エンデヴァー事務所のサイドキックへ。
順風満帆にヒーロー活動を続け、2年後資金も貯まってきたので独立をした
独立といっても、事務所は構えず依頼があるたびに出動する形へ。