2回目のアオハル

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自己紹介が終わり、授業が始まる。
普通の座学授業が…つらいです…。


普通に高校へ通うことが出来なかったし、
勉強だって、学校で学ぶようなことはなかった。


本当に「ヒーロー」になるための勉強が多かったからな


『あ、教科書持っていないんだった』



校長先生から受け取るのを忘れてた…



「…結絆、教科書見るか?」



『焦凍君、ありがとう。
でも 「今は」、結糸って呼んでね』




「あ、悪かった」



『いいよ、慣れるまでは大変だけどね』



焦凍君と机をくっ付け、教科書を見せてもらう。
授業を聞きながら、ノートで会話することにした。






_なんで、結絆が雄英がいるんだ?


_結糸ね、仕事の依頼で生徒になってるの。
依頼内容は教えられないけど許してね


_無理して聞く気はない
また結絆 結糸に会えたからな


_私も、焦凍君に会えるとは思ってなかったから嬉しいよ
同級生とは思わなかったけどね


_あと聞きたいことがある


_ん?なんだろ


_個性が変わってないか?【治癒】だろ


_そういうことね。
私の個性は全部で6個あるんだ。
それで、その中でもあまり攻撃性がなくて珍しくはない個性が【糸】なんだ


_わかった
_じゃあ、その姿も個性か


_そうだよ。個性で若返ってる状態。
ちょっと悲しくなるけどね


_昔に戻った気がして俺は嬉しいけどな



_そう思ってくれてうれしい





焦凍君の言葉に嬉しくて、顔がにやけてしまうな〜
チラッと焦凍君の顔を見ると、焦凍君は顔を背けてしまった…がーん



ショックを受けた私は、授業に集中することにした






「…(結絆が綺麗になって、何故か顔が見れねぇ…)」
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