不器用な君へ
□委員長決め!
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合同戦闘訓練を終えた次の日。
朝、登校し校門前には沢山の報道陣がいた。
『雄英…すごいな、』
その様子に圧倒されていると・・・
「あの!!雄英の生徒ですよね!!」
「インタビューいいですか!!」
「とても可愛いね!!」
「オールマイトの授業はどうですか!!」
一気に声を掛けられてしまう。
えっと…ゆっくり、落ち着いて…笑顔で!!
『とても楽しくていろんなことを学べていますよ!
それじゃあ、私はこれで!!』
「え、まだ話を!!」
ずっと答える訳にはいかないし、メディアに映るのには少し抵抗があるから
早めに切り上げ、校内へ走っていく。
あとから、相澤先生たちが報道陣たちの前へ行き何とか収まったみたいだった。
朝のHRの時間、相澤先生がいつもの低いテンションでやって来た。
予鈴が鳴ったら席に着くという相澤先生の教えはすでにA組に染みついている。
「昨日の戦闘訓練お疲れさま。
Vと成績見させてもらった」
講評の紙が入っているのだろう封筒を教卓に置いて、
相澤先生はかっちゃんとデクに小言を言った。
2人が特に目立って派手なことをしたし怪我も酷かったからかな…
簡単にそれを済ませると、相澤先生は本題に入った。
「さて、HRの本題だ…今日は君らに…」
またとんでもない事が起きそうな間でいうから、空気はシーンとなり身構えてしまう
「学級委員を決めて貰う」