不器用な君へ

□夢への1歩
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あの日の事件から、デクはNo.1ヒーローのオールマイトと一緒に特訓を始めた。
オールマイトの個性を譲渡してもらう為には、
今のままだと四肢がもげて、爆散してしまう。

その為に、必死で身体作りに励んでる。



どれも、デクから聞いた話だけ。
オールマイトから個性を譲渡してもらうことや、個性の話はあの日に教えて貰った。



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『そういうことがあったんですね…』


「うん、だから…えっと、少女の名前は?」


『あ、私は、轟硝華っていいます』


「轟少女だね!自分から正体を明かしておきながら申し訳ないんだが…
私のことは、内密にしてほしいんだ…その、緑谷少年に私の個性"オールフォーワン"を譲渡することも含めて」


『分かりました!大事な話ですもんね…
この事は、誰にも話しません!誓います!』


「ありがとう、轟少女!」


『オールマイト!!デクのこと、よろしくお願いします!

デク!!一緒に、雄英のヒーロー科を目指して頑張ろうね!』


「うん!ぼ、僕も頑張るよ!!」

「轟少女のことも応援してるから、何かあれば頼って欲しいな」


『えへへ、オールマイトに応援してもらえるなんて本当に嬉しいです!
ありがとうございます!!』



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この日は、ここで別れた。
今日あったことは、私の中でしまっておくことにした。


他の人に話すことは出来ないし、したとしてもきっと
誰も信じることがないだろうな…



というか…。
お父さんの前でオールマイトの話なんて出来ないよね
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