僕たち結婚しました!
□微熱
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Eunhyuk side
ここの所、仕事が忙しくてあまり寝れてなくて髪の毛も乾かさずにソファーで寝てしまってた。
そんなに長い時間寝てた訳でもないし、大丈夫だろうと思ってたのが間違いだった。
起きてすぐに体の異変に気付いた。
体のだるさを感じながら熱を測ると37.2℃だった。
正確な体温を知ってしまうと余計にしんどく感じる。
でも今日がオフでよかった。
これならドンヘを見送ってから寝とけば何とかなるか。
あいつが行くまでの間、気付かれないようにしないと。
普段は鈍感なくせにこういうのには敏感だから。
ご飯を作り終えて起こしに行く。
目が開いただけのドンヘに短くキスをしてから寝室を出た。
まだ寝ぼけてるはずだし、いつもより少し高い体温には気付かれていないはず…
『あれ、ヒョク食べないの?』
『先に洗濯しちゃおうかなって。天気いいからいっぱい洗いたいし』
『うーん、そっか。ちゃんと後で食べるんだよ?…いただきます』
やばい、さすがに気付かれたかな?
洗濯したいのは本当だけど、無理矢理すぎたかな?
『ヒョク、そろそろ行くね』
『おう!気をつけてな』
『行ってきます』
『行ってらっしゃい』
短いキスをした後、抱きしめようとする腕から何とか逃れた。
『ハグしてくれないの?』
『帰ってきてからな。ハグはご褒美だ』
『ちぇっ』
『ほら、早く行けよ』
駄々をこねるドンヘの頬っぺたにキスしてやると渋々出ていった。
はぁ、疲れた。
とりあえず洗濯干して買い物行くか。
…朝ご飯はいいか。食べる気になんない。
スーパーを出る時にちょっと目眩がした。
熱上がってきちゃったかな。
家に着いた時には体が重たくなっていて、関節の節々が痛かった。
このままちょっと寝ようかと思ったけど、寝てしまったら終わりだと思って必死で体を動かした。
晩ご飯を作って、たくさん作ったおかずは冷凍した。
要領は良くないから時間かかっちゃったけど、なかなかいい嫁してると思う。
洗濯物を入れ終える頃には頭も痛くなってきて、少し休もうと思ってベッドに入った。
そしたら思ったよりも寒くて、全身が重たくなっていく。
あー、ダメだ。
このままじゃ起きれなくなっちゃう。
まだ洗濯物、畳んでないのに。
それに帰ってきて俺が寝てたらドンヘが心配するのに。
心ではそう思ってても体は追いつかない。
結局、縛り付けられてるような感覚に陥りながら意識を失った。