僕たち結婚しました!

□苦悩
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HEECHUL side


目が覚めるとジョンスはまだ腕の中で寝息をたてていて、やりすぎたかなと思う。
目にかかってる前髪をどけて寝顔を眺める。
普段はしっかりしてるけど、寝てるとほんと天使だな。
まぁこの顔は誰にも見せてやんねぇけどな。

しばらくするとようやくジョンスの目が覚めた。


『おはよ』

『ん、おはよ』

『思ったより声枯れてんな。大丈夫か?』

『…ヒチョラが激しくするからでしょ』

『煽ったお前が悪い』

『っもうしない』

『ふーん、じゃあ俺はお前以外で発散しようかな』

『だめっ!!!それだけは絶対にだめ!!』

『そんな必死になんなくても、お前以外とはやらねぇよ』

『…ばか。今度同じような事があったら別れるからね』

『別れられんのか?俺の事好きで好きで堪らないのに?』

『…別れるもん。もっといい人探す』

『おい、そんな怖いこと言ってんじゃねぇよ。ジョンス、俺はお前だけを愛してるよ』

『ん、俺も愛してる』

寝起きでぽやぽやしたままのジョンスが可愛くて、唇にそっとキスしてやった。
それだけで真っ赤になるジョンスはもっと可愛い。
このままだとまた襲いたくなるけど、あいにく今日は仕事だ。


『ほら、そろそろ準備するか』

『うん、今日ヒチョラも一緒だよね?』

『そうだよ。俺が運転するからとっとと準備しろ』

『ありがと』


…あの可愛い顔で言われて我慢できる奴なんていんのかよ。
ほんとほっとけねぇ。


準備が終わって現場に着くとドンヘとウニョガを筆頭に、からかわれた。
仲直りしたから大丈夫だと言うとみんな安心したようだった。
ジョンスなんてウニョガによかったねって抱きしめられてる。
いや、抱きしめる必要あるか?


『おい、ウニョガ。離せ』

『何、ヤキモチ?』

『うるせぇ、とにかくジョンス返せよ』

『トゥギヒョンは物じゃないので返せませーん』

『…調子乗んなよ』

『ふんっ!今度泣かせたらただじゃ置かないからね』

『分かってるよ。心配かけて悪かったな』

『ウニョガ、ドンヘもありがとね。もう大丈夫だよ』

『トゥギヒョンは幸せじゃないとダメだからね』

『うん、これからいっぱい幸せにしてもらう』

『ヒチョルヒョンでいいのかなって感じだけど、ちゃんと責任取って幸せにしてね』

『お前に言われなくてもそうするよ。ありがとな』


ボロクソに言われたけど、それもジョンスの為。
本当にいい弟達を持ったな。
ジョンス、2人で幸せになろうな。
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