僕たち結婚しました!

□引越しの日〜HC&LT
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HEECHUL side


アラームの音で目が覚めた。
隣で眠るジョンスが起きてないか確認したけど、まだ目覚める気配はない。
久しぶりに甘えてくれたのが嬉しくて、可愛くてちょっとやりすぎたかな?
愛し合うことも久しぶりだったからな。
ジョンスはリーダーだから悩み事が耐えない。
その上、責任感が強くて人には頼りたがらない。
きっと弱音を吐けるのも、思いっきり甘えられるのも俺しかいない。
甘えてきた日は限界が近いとき。
そんな時は思いっ切り甘やかせてあげる。

しばらく見ていると『んんっ』と身動ぎした。
だけど寝起きの悪いジョンスは起きなかった。
さすがに起きなくちゃいけない時間だから起こそう。


HC『ジョンス、そろそろ起きないと間に合わなくなるぞ』

LT『……ん〜、あと5分…』

HC『送ってってやるから早く起きろ』

LT『…送ってくれるの?』

HC『オフだし、弟たちに会えるかもしれないだろ?』

LT『…ふーん』

HC『ヤー、拗ねるなよ。お前は特別だって昨日さんざん分からせてやっただろ?』

LT『うん///…起きる』

HC『やたら素直だな。帰りも迎えに行ってやるよ』

LT『ほんとに!?』

HC『おう、だから頑張れよ』

LT『ありがとう!シャワー浴びてくるね』


いつもだったらなかなか起きないくせに、ご機嫌で鼻歌まで歌ってやがる。
ほんと可愛いやつ(笑)

ちょうど、朝食の用意が終わったタイミングで戻ってきた。


LT『ヒチョラ〜、ハグして///』

HC『ん、来いよ』

LT『ふふ、やっぱりここが1番落ち着く///』

HC『ヤー、時間ないんだからあんま可愛いこと言ってんな。襲うぞ』

LT『何も言ってないもん///』

HC『ほら、早くしないと。飯食おうぜ』

LT『うん、ありがと』


放っておくとすぐに無理するからこれからも気を付けてやんないとな。
最近は一緒の仕事が少ないから、負担が大きいんだろうな。
その反動がたぶん出てるんだろう。
今日は家の事、全部しておいてやる。
だから笑顔で帰ってこいよな。


HC『皿そのまま置いとけ』

LT『いや、洗うぐらいの時間はあるでしょ?』

HC『いいから置いとけって。歯磨きしたら出るぞ』

LT『えー、でも…』

HC『早くしないと怒るぞ』

LT『…じゃあお願いします』

HC『おう』


歯磨きを終えたジョンスがすまなそうに戻ってきた。


HC『用意出来たか?』

LT『うん、出来たよ』

HC『忘れ物は?』

LT『忘れ物はないはず…んっ』

HC『行ってらっしゃいのキス忘れてる(笑)』

LT『ふふ、そうだね///』

HC『よし、行くぞ』


キスでご機嫌になったジョンスと家を出た。
スタジオに近付く度に仕事の顔になっていく。
着く頃には可愛さなんてなくなっていた。


HC『無理すんなよ、行ってらっしゃい』

LT『うん、ありがと!行ってきます』


よし、こっそり見学してか帰ろう。
それで帰ってきたら思いっ切り褒めてやろう。
大変なことも多いけど頑張れよ。
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