希望の異世界奮闘記〜妖怪の国の変〜

□希望の魔法使いと立ちはだかる友
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寺への道・・・

「・・・姉上と霊夢さん、大丈夫でしょうか?やっぱり私達も加勢しに戻った方が」

「あの二人のことなら、心配するな。レミリアはシュガーにぶん投げられてもピンピンしているくらい頑丈だし。霊夢は私と同じくらい強いんだぜ?あんなこそ泥に負けるなんてありえないぜ。」

「・・・そうですね。何時までも後ろの方ばっか見ている訳にはいきませんよね。今はあの二人を信じて、先に進まないと・・・」

「まったく。全部、私に任せてくれたって良いのに、なんで皆、我先に戦いたがるんだか・・・」

「・・・そんなの、『守りたいもの』があるからに決まってるだろ。シュガー。今のおまえに何か一つ、自分の命に代えてでも『守りたいもの』があるか?」

フランと魔理沙が笑顔でそう話をするなか、若干ふて腐れながらそう言うシュガーに対し、夜見は真剣な表情でそう尋ねる。

「な、なんだよ?急に・・・」

「確かにおまえは強い。だが、レミリア、霊夢、魔理沙、フランのような『何かを守りたい』という強い想いがない・・・おまえのようにただ戦いたがる強さは何時か、周りを傷付けることになる・・・そのことを覚えておけ・・・」

「ふ、ふん!!強いんなら強いで良いじゃんか!!強いから戦う・・・それがいけないことなのか?」

「・・・」
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