とある暗部の恋物語
□狩矢の真実
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『アイテム』、アジト・・・
「お茶入ったぞぉー。」
「ご苦労さん。浜面。」
「超ご苦労様です。浜面。」
「ありがとう。はまづら。」
「サンキュー♪」
「ありがとさん。」
「おまえ・・・普通に雑用なんだな・・・」
「ありがとう。」
「え〜と・・・」
「ありがとうございます。」
自分を含む十人分のお茶を淹れて持ってきた浜面に対し、上から麦野、絹旗、滝壺、フレンダ、狩矢、当麻、美琴、佐天、初春の九人はそう言う。
あの後、狩矢達は絹旗と滝壺とも合流し、現場の後始末を警備員に任せ、狩矢から事情を聞くために『アイテム』のアジトに移動していた。
ズズ・・・
「ふぅ・・・それじゃあ村城。話してもらうわよ。あのスマッシュとかいう怪人のことについて・・・」
浜面の淹れたお茶を飲んで一息ついた後、麦野は真剣な表情でそう切り出す。
「その前にそこの二人に俺達のことについて、話しておいた方が良いと思うぞ。」
対する狩矢は佐天と初春の方を見ながらそう言った。