とある暗部の恋物語

□ローグVSハードスマッシュ
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一週間後・・・

「♪〜」チクチク

「なんか楽しそうだな。フレンダ。」カチャカチャ

携帯の画面を見ながら、ニコニコしながらぬいぐるみを作っているフレンダに対し、狩矢はスクラッシュドライバーのメンテナンスをしながらそう言う。

「村城・・・結局、私の方が先輩な訳だから、『フレンダ先輩』って呼びなさいって言ってるでしょ。」チクチク

「年上ならまだしも同い年相手じゃ『先輩』とは言えねぇよ。」カチャカチャ

因みに狩矢とフレンダの年齢は16歳である。

「で、ぬいぐるみを作りながらやってるのは『FUKIDASHI』っていうSNSだったか。」カチャカチャ

「まぁね。最近、新しく知り合ったサバ缶を愛する同志って訳よ!!」チクチク

「あ〜、はいはい。おまえの『サバ缶愛』はもう聞き飽きたから。っていうかさっきから思ってたが、携帯見ながら縫ってると指刺すぞ。」カチャカチャ

「新人の前でそんなヘマはしない訳って痛っ!?」

「言ってる側から・・・」

言った側から針を指に刺したフレンダに対し、狩矢はため息を吐きながらそう言った。
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