とある暗部の恋物語

□手合わせ
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『アイテム』アジト・・・

「麦野。これは超どういった趣向ですか?」

「・・・」

『学園都市』、『統轄理事会』直轄の暗部組織、『アイテム』のアジトにて、一見12歳のような14歳の茶髪の少女、絹旗最愛はそう尋ねながら新しく配属されてきた狩矢と対峙する。

「ん〜?まぁね。上からの話だとそいつ、結構戦闘もイケるらしいからどれくらいのもんか、絹旗に見極めてもらおうと思ってねぇ・・・」

「・・・彼、超見たところ、能力者じゃなさそうなんですが・・・」

「まぁ、能力者じゃねぇな。だから、俺はこういったもんを使わせてもらう。」ガチャンッ!!

『スクラッシュドライバー!!』

狩矢はそう言いながら青い機械的なベルト、スクラッシュドライバーを取り出し、装着する。

「「「「「?」」」」」

『デンジャー!!』

スクラッシュドライバーを見て、アイテムの面々が首を傾げるなか、狩矢は全体的にクリアパープル、蓋基部がゴールドでワニに噛みつかれたようなデザインのボトル、クロコダイルクラックフルボトルを取り出し、蓋を回す。

『クロコダイル!!』

「変身。」

『割れる!食われる!砕け散る!!クロコダイルインローグ!!オラァッ!!キャーッ!!!』

パキィィィンッ!!

「・・・」

次の瞬間、狩矢はローグに変身した。
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