とある暗部の恋物語
□狩矢の真実
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「・・・そのハザードレベルって何?」
が、フレンダはすぐさま冷静になりながらそう尋ねる。
「ハザードレベルっていうのは人間が体内に取り込んだネビュラガスに対する耐久力のレベルだ。」
対する狩矢はそう言いながら何処からかホワイトボードを引っ張ってきて、記入していく。
「体内に取り込んだネビュラガスの毒性に耐えられず、すぐさま消滅するのがハザードレベル1。異形の怪人、スマッシュに変貌するのがハザードレベル2。そして、ハザードレベル2を超える極限られた人間だけがスマッシュ化せずに人間のままでいられる。」
「!?じゃあ、あのファミレスに現れたあの怪人も元は俺達と同じ人間だったのか!?」
「あぁ。あのスマッシュもあのファミレスで働いていたウェイターがネビュラガスで変貌させられた姿だ。」
「?させられた?」
「あのスマッシュの超出現させた真犯人が超いるということですか?」
ファミレス内に出現したストロングスマッシュハザードが元は自分達と同じ人間だったことにそう困惑の声を上げる当麻にそう答える狩矢に対し、美琴は首を傾げながらそう言い、絹旗は真剣な表情でそう尋ねる。
「あぁ・・・」
「誰な訳?村城。」
そんな絹旗からの問いにそう答える狩矢に対し、フレンダは真剣な表情でそう尋ねる。
「・・・シャドウベール。トランスチームシステムで変身する怪人で俺が元いた世界でネビュラガスを利用して『人類の覚醒』を目指した組織、アルドノスの参謀にして俺の元上司だ・・・」