とある暗部の恋物語

□手合わせ
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(ちっ!!このままじゃじり貧もいいとこだな。)

「悪いが、こっからは得物を使わせてもらう。」

そんななか、狩矢はそう言いながらバックステップで距離を取り、パルプが付いた片手剣とスロットが付いた金色の拳銃・・・スチームブレードとネビュラスチームガンを取り出す。

『ライフルモード!!』

ネビュラスチームガンをスチームブレードと合体させて、銃剣形態のライフルモードに変える。

カシャカシャッ!!

『ロケット!!』

『エレキスチーム!!』

続けて、空色のボトル、ロケットフルボトルを徐(おもむろ)に振ってからスロットに装填し、パルプを回す。

『ファンキーショット!!』

「フッ!!」

ズドオオオォォォンッ!!

次の瞬間、狩矢はネビュラスチームガンを構え、エネルギー弾を放つ。

放たれたエネルギー弾は電気を纏いながら、煙を噴出しながら絹旗に向かってくる。

「ッ!!」

真正面から受けるのは得策ではないことを直感した絹旗は紙一重でかわす。

が、本来なら窒素装甲で傷付かない筈の服が掠り、僅かに切れた。
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