ウィザード・電王&牙狼

□序章:ウィザード
2ページ/6ページ

「グッ・・・ウゥ・・・」

「早く逃げろ!!」

「は、はい!!ありがとうございます!!」

タタタッ!!

銃弾を受けて、怪人が怯んでいるなか、晴斗はそう女性に呼び掛け、女性はそう言いながら、その場から走り去っていった。

「くっ・・・貴様・・・よくも食事の邪魔を・・・!!」

「おあいにくさま。おまえみたいな奴の邪魔をするのが俺の仕事なんでね。」

憤慨する怪人にそう言いながら、晴斗は右手の中指に『ウィザードリング ドライバーオンリング』を嵌め、ベルトに翳す。

『ドライバーオン・プリーズ』

次の瞬間、ベルトが中央に右側に傾いた黒い手形が付き、両端にシフトレバーが付いたドライバー、『ウィザードライバー』に変わる。

晴斗はシフトレバーを操作して、手形を左側に傾ける。

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

音声が鳴り響くなか、晴斗は赤い宝石が埋め込まれたウィザードリング、『フレイムリング』を取り出し、左手の中指に嵌め、ウィザードリングに付いているカバーを下ろす。

「変身。」

次の瞬間、晴斗はそう言いながら、ドライバーに左手を翳す。

『フレイム・プリーズ』

音声が鳴ると同時に左手を左に突きだす。

すると左側に魔法陣が出現する。

『ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!!』

パキィィィンッ!!

魔法陣を通過した瞬間、晴斗は指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザード・フレイムスタイルに変身した。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ