希望の異世界奮闘記〜妖怪の国の変〜
□辿り着いた一つの答え
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本殿・・・
「禁忌、『クランベリートラップ』!!」
パキィィィンッ!!
「・・・」
フランはそう言いながら、弾幕の檻に聖を閉じ込める。
「思い出してください!!聖さん!!人間と妖怪が手を取り合う夢を!!あなたが本当に創りたかった国を!!!」
「妖術、壱の型、“白雷”!!」
バチィィィンッ!!
一輪はそう言いながら、影アリスに“白雷”を食らわせる。
「無駄よ。いくら語りかけたところで壊れた感情は元に戻らないわ。そして、『純潔の妖怪』のくせして、随分非力な妖術じゃない。」
「なっ!?どういうことです!?直撃したのに無傷とは・・・!?」
「・・・もう種明かししてもいいかしらね。あなた達の妖術が私に効かないのは私自身の『理』が『私の知る妖術全てを受け付けない身体』になっているからよ。そして、私は壱から参の型・・・全ての妖術が使える半妖・・・『私が知らない妖術』があるのなら話は別だけど、あなたじゃ私を止めることはできないわ。諦めることね・・・」
「・・・『諦めろ』って言われると、余計に挑みたくなっちゃうんですよね・・・なので夜見さんや聖達、この国の人々のためにも・・・全力で悪足掻きをさせていただきます!!雲山!!」
「・・・」
「!?」
ガシィィィンッ!!
一輪がそう言った瞬間、雲山が影アリスに纒わり付いてくる。