ファイアーエムブレム

□見えない空
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4年前のあの日━━━━

「ダスカーの悲劇」

と呼ばれる、ファーガス神聖王国にとって最大の悲劇━━━━━


悲劇から唯一生き残ることが出来た、ファーガス神聖王国の王子、ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド
そして、王の護衛として就いていた両親に連れていかれていた先生


国王ランベールの妻、パトリシアが実の娘に会いたいと願ったが故に起こった最大の悲劇

次々と襲われ、王を護らんとする兵士達が身を呈して護っていたのは王と、その息子ディミトリ、そして王国貴族の幼き姫先生




乱闘の末、ディミトリと先生以外は助からず2人だけが生き残った


見つけられた時には、共にボロボロで瀕死であった
なんとか救われたものの、心の傷も癒えぬまま2人は別れた





寄る辺をなくした先生がガルグ=マク大修道院を訪れたのは、ダスカーの悲劇が起こってからすぐである


元々王国貴族の嫡子であった先生は、両親がダスカーの悲劇で亡くなり、最後はディミトリと共に生き残ったのだが、先生は家を失い、家族と臣下を亡くし、頼れる者もおらず1人ではファーガス神聖王国で生きていけないと悟り、単身大修道院にいる大司教猊下であるレアを訪ねた
するとレアから、行く場所がないのならと大修道院の地下にあるアビスへと案内された




そこから4年という長い月日をダメだと分かっていながら暗殺などの殺しの仕事に費やし、両親から紋章持ちで家督を継げると言う期待をかけられていた罪悪感から、後暗い生活を送ることになった






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