あのグループの人の弟に…………
□4話
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俺は、六番ピッチャーで出場だ!!
相手は奈良代表のチームらしい。
先に守るのが俺たちだ!!
マウンドに上がると海斗がやってきた。
「どうだ?緊張してるか?」
『いや、案外落ち着いてるww』
「俺もだ、緊張よりワクワクが止まれねぇww」
『今日もリード頼むぞ』
「おう、絶対に勝つぞ!!」
そう言って戻っていく海斗
『(さぁ、楽しもうか)』
俺は笑いながら準備の投球をする。
「プレイボール」
『(初級はやっぱストレートからでしょ)』ニヤ
「(うわぁ〜悪い顔してるwwwまぁストレートで押すか)」
『(分かってるなぁ〜w)』
投球モーションに入り全身で投げる龍斗から放たれた球はキャッチャーミットに一直線へと向かっていった。
「ストライーークっ!!」
電光掲示板には110キロと表示されていた。
「(は、はぇっ!!本当に小5かよ!?)」
相手の打者は驚いてるようだ。
そして、1回は三者連続三振で抑える。
龍斗は笑顔でベンチに戻っていく。
「ナイピッチ、お前本当に凄いよなww初球が110キロってw」
『いやぁ〜俺も驚いたよw』
「今日はスプリットとパワーカーブは禁止な」
『まぁ、決勝戦に投げる予定だからな』
「あぁ、絶対に優勝するぞ!!」
『美波姉と約束したから絶対に優勝するさ』
そう、全国大会前に美波姉と全国大会優勝すると約束した俺。
回想
美波「ねぇ〜全国大会見に行くから龍斗のカッコイイ姿見せてね」
『うん!!絶対に優勝するよ!!』
美波「じゃあ〜優勝したらなんでも買ってあげる!!」
『美波姉!!約束だよ!!絶対に優勝するから優勝したらグローブ買ってね!!』
美波姉「もちろん!!」
回想終わり
とまぁこんな感じで仲のいい姉弟です。
美波姉の声援がめちゃくちゃ聞こえてくるwww
美波「龍斗ーーー!!頑張れーー!!」
「めちゃくちゃ聞こえるなww」
『そういう所が大好きなんだけどねw』
俺と海斗は苦笑いを浮かべた。
そして、4回まで共に0が続いていたが。
5回裏でランナー2塁と得点のチャンスで打席には4番の愛斗
***愛斗
「(さーて、龍斗は頑張ってくれてるみたいだから、できるだけ早くに先制点をあげたいな…………)」
愛斗は相手のピッチャーを分析しながら打席に立つ。
「(この投手はコントロールが売りの投手だ、そして、球種はカーブとスライダー……大して変化はすごくないしスライダーの時は甘く入ってくる。)」
愛斗はアウトコースのストレートを見逃してボール。
「(うーん、ストレートはあんまり早くないけどやっぱりギリギリに投げてくるな)」
2球目のカーブでストライクを取られて3球目のアウトコースに外れたボールを見逃してカウントは1-2
「(次は、甘いのが来るな)」
相手の投手は数回首を振りそして、投げた。
投げたのはスライダーだった。
「(甘いな、)ふぅっ!!」
カキンッ!
左中間に抜けるタイムリーツベースヒットを打って先制点をあげた。
そこから相手の投手はリズムが崩れこの回に5点をあげた。
投げては龍斗は絶妙なコントロールと球威で相手から三振をとりまくり完封。
「5-0で平塚ボーイズの勝ち!!例!!」
「したぁっ!!」
この試合の成績は
7回被安打4失点0奪三振14
打者では
4打数2安打2打点の活躍をした!!
『あ、母さん父さん』
母さん「頑張ったわね」
父さん「ナイスピッチングだったぞ!!」
『ありがとう!!』
美波姉「龍斗〜頑張ったね!!かっこよかったよ!!」
『美波姉!!ありがとう!!応援届いてたよ!!』
美波姉「明日も頑張ってね!!」
『うん!!』
そして、俺らはホテルへと戻った。
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