心の広いお兄ちゃん

□2話
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俺が3歳になった時にお母さんがなんか入院することになった。

おい、そこの読者!!
月日が流れるの早くねって?
気の所為だろ!!


それで、妹の名前がまさかの"蓮加"らしい。
まさか、あのアイドルの蓮加のお兄ちゃんになるとわ…………

まぁ、いいか




おぎゃーおぎゃーーー




生まれたみたい…………

























あれから月日が立って俺が6歳、蓮加が3歳になった時俺と蓮加の日常を見てみるか?





蓮加「おにぃ〜」

『どうした?』

蓮加「らっこ!!」

蓮加は蓮翔に手を広げて背伸びをしていた。

『分かった分かった』

蓮翔は蓮加を抱き上げてソファへと向かう。

蓮加「わぁ〜高い〜」

蓮加は蓮翔の腕の中ではしゃいでいた。

『蓮加、はしゃぎすぎ』

蓮加「ダメでしゅか?」

蓮加は目をうるわせて蓮翔に問いかける。

『(か、可愛い……)別にいいよw』

蓮加「やったぁ〜」

『(蓮加に勝てる自信がない…………)』


蓮加「おにぃ〜テレビ見たいでしゅ!!」

『いいよ、じゃあソファに移動するよ?』

蓮加「うん!!」

蓮翔は蓮加を抱っこしながらソファへと移動する。
そして、蓮加をソファに座らせてその横に座ると

蓮加「おにぃの上がいい!!」

なんともまぁ、可愛いことを言ってくれるんですよ
断れるはずもなく蓮加を膝の上に乗っけるとテレビを見る。

今、見てるのは高校野球だ

俺は衝撃を受けた。
3年生では最後の夏で必死に勝利を掴もうとしている。
その姿は本当にかっこよかった。
そして、負けているにも関わらず諦めずに必死で一点をとろうとしてる。
そして、その高校の4番バッターがホームランを打って逆転した。

『(すげぇ…………俺もこんな風になりたいな……)』

そして、この日俺はお父さんとお母さんに言った。

『お父さん、お母さん』

父「どうした?」

母「お腹すいたの?」

『あのね、俺、野球したい』

2人「っ!?」

父「理由を聞いていいか?」

『今日、たまたまテレビで野球の試合を見たんだ』

父「(高校野球か……)」

『それで、あの必死に勝利を掴もうとしてる姿がかっこいいと思ったんだ……それと、ホームランを打った姿が今にも頭に残ってるんだ…………』

母「あなた……」

父「うん、いいよ、近くの野球クラブに入れさせようか」

『ほんと!!やった!!』

俺は喜びを表してスキップした。


この日は寝ようとしても寝られなかった……




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