短編

□私のこと
1ページ/1ページ

橋本side
春の桜が散り始める頃
私は医者になった。

私は今年からこの「乃木坂病院」
に勤めることになった橋本奈々未

私が医者になったのは彼女を救うため…

白「ゴホッ、ゴホッ…
橋「まいやん!?
また風邪引いたの?
大丈夫!?
白「大丈夫だよ。ななみ…
橋「そう?それならいいんだけど…

白石麻衣。
彼女は私の同級生
美人で優しいけど、体がとっても弱い

不治の病のせいだと聞いた

私はそれを治す
必ず…

白「ななみ?
また風邪引いちゃったw
橋「また?
というか今度入院なんだから
気をつけてよー
白「わかってるってw

そして入院当日

白「ななみーよろしくね!
橋「絶対手術成功させるから!!
白「そんな意気込まないでよw
緊張する。
橋「ハハッ…ごめんごめん笑

私はこの時まだ知らなかった
彼女が…









看護師
橋本先生!
白石さんの、白石さんの!
具合が急変して今心肺停止です…

橋(えっ、さっきまであんな元気だったのに…

待って、まだ行かないでまいやん
あなたに伝えたいことがあるんだ。

大好きだって、友達としてじゃなくて女として




橋本先生…
白石麻衣さん11:05ご臨終です。

橋「嘘だ…
西「ななみん!ななみん!




誰かに呼ばれた気がして振り返るとそこはさっきのような暗い部屋の中ではなく、晴れた部屋だった。

そしてそこにはなぁちゃんが立っていた。

西「ななみん、どうしたん?
橋「どうしたって何が??
西「泣いてる…
橋「あーこれ、悪い夢見ちゃって…
西「そうなんや、
ななみん報告があるんや!!
橋「どうしたー?
西「まいやんの両親に結婚していいよって言われたん


そうだった。まいやんは元気に生きてる。
けど七瀬と付き合っている。

私の心は今も死んだまま
次の章へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ