地下世界物語

□気に入らないやつ
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「あのさぁ」
僕は目の前にいる奴に話しかける。

「何で君はここに毎日来るの?」
F「わかんない」

分かんないって……
僕どうしていいかわからない

「いつもの骨のとこ行かないの?」
F「Sansのこと?私はここに居たいんだ」

「ふぅん」
よく分かんない。

「でも僕にもやるべきことあるんだけど」
F「ずっと埋まってるのに、
やること、あるの?」

無垢な目で見つめられる。
何故だか恥ずかしい。

「第一毎日来ることはないだろ!」

F「うーん…私、Floweyのこと大好きなんだよ。」
「は、好き?意味分かんない、キモッ」

嬉しい。
僕を好きになってくれる奴が居るなんて…。

F「だよね、キモいよね…」
「そうだよ、僕は嫌いだよ、君の事」

ああ、違う。
違うのに、僕はそんなこと言いたくないのに……

F「そっか、Flowey、私のこと嫌いなのか。」
「嫌いだよ。(好きだよ!)」
「ほんと早く消えてよ(だからまだここに居て)」
F「もう明日から来ないから…、じゃあね」

あぁ、ホントに違うのに…
素直な事が言えない

「……僕じゃ、幸せにしてやれはいんだ………」
F「………??」フイッ

「なにやって、んだよ、早く帰れよ…」

F「Flowey、泣いてるの?」
僕の目から涙がこぼれていた。

「あはは、そうみたい」

F「笑えてないよ?」
「君には関係ないだr……え?」

Friskは僕を抱き締めていた。
F「Flowey、素直な気持ち教えて?」

「素直な気持ち………、一回しか、言わないから、な?」

F「うん。」

ー好きだよ、Frisk


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