46の日常。

□18本目 らぶみー。
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『はぶみー』


土生「なんですかー?」


『これ、取れなくなっちゃった……』


そう言ってミコトが出したのは、SwitchのJoy-Con。


土生「んー? あ、ストラップ逆にはめちゃったんですね」


『そうなんす…ギリ壊れない位まで力入れたけど外せなくって…助けて…w』


土生「こうなっちゃったら、ここをカチッてして、割と力入れてフッて。 ほら、取れましたよ」


『やば! なに、裏技?』


土生「公式の技ですw」


『すごー…』


土生「そんな感心しないでくださいよw」


『逆にはめちゃった時の絶望感えげつなかったからね』


土生「結構やっちゃう人いるみたいですもん」


『へ〜 私だけがおかしいわけじゃなくて良かった』


土生「ふふw」


『外してくれたお礼、これから暇? ご飯でもどう?』


土生「良いんですか?」


『もちろん。 晩御飯いこ』


土生「やったw」


2人が立ち上がって荷物を持ち楽屋を出ようとすると、後ろをコソコソと着いてくる人物が。


『おーいホテイソン、今日は奢らないぞー』


小池「わ、バレとったw って、その呼び方やめてくださいよ!」


『ははw 今日ははぶみーにお礼で奢るから、ホテイソンは今度な〜』


小池「私もアレ外せる気するんです」


『……どうする?』


土生「私に聞かれてもw そもそも、ミコトさんがいつもご飯とか奢ってくれるからw」


『じゃあ……早口言葉言えたら奢ってあげる』


小池「わ、得意分野」


『w w w』


小池「笑いすぎや! w」


『だって、得意分野ってw じゃあ、伝染病予防病院予防病室って言ってごらん?』


小池「でんせんぼーよぼーびょーいんよぼーびぃょぉしつ!」


『始まりがさ、でんせんぼーだもん』


小池「んー、言えたと思ったけどなぁ」


『ふふw どうする?』


土生「んー、2人分奢ってくれますか?」


『はぶみーがそう言うんじゃ、しょうがないな〜』


小池「やったぁ」






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『最近どんどんカバンが重くなっていく』


土生「あ、私もです」


小池「土生ちゃんはゲーム持ってるからやんw」


『なに持ってきてるの?』


土生「Switchと3DSと2DSとvitaですね」


『3DSと2DS持ってきてる意味がわからん、同じじゃんw』


土生「いや、そうだけどそうじゃないんですよw」


『その違いはいまいち分からぬぬぬ…』


小池「ミコトさん壊れちゃったやんw」


『壊れてないよ、デフォ』


土生「確かにデフォかも」


『おや、ちょいディス?』


土生「自分で言ったじゃないですかw」


『自分で言うのと他人に言われるのとはちょっと違うよぉ〜』


小池「あれ、そのメロンソーダお酒なんちゃう?w」


『言うじゃないか』


土生「あ、そう言えば昨日ポケモン発売されましたよね」


『やった! 丁度さ、愛佳と仕事被ったから、ずっと2人でやってたら理佐が拗ねた』


小池「あははw ありそうw」


『あいつのツンデレ超発揮。 理佐もやろってSwitch渡したら、"やらないけど、見てる"って。 ポケモンより可愛かったわ』


小池「あー、眼に浮かぶw」


『ポケモンじゃなくて、テトリスだったら誰にも負ける気しない。 多分マジで世界一』


土生「絶対ウソw」


『いや、マジなんだよ! 忍耐力があって飽きなければ一生出来る自信ある! いつも一時間くらいでだるくなっちゃうけど』


土生「あー、一時間出来るのはなかやかですね」


『でしょうよ。 アホほど落ちるの早いからね』


小池「苦手やぁ」


『ただ、スマホになって凄くやりにくくなった。 ガラケーだった時は本当に神かと思った』


土生「w」


『あとあれも得意、オセロ』


土生「ミコトさんテーブルゲームとけ好きなんですか?」


『割と好きよ。 モノポリーで松村泣かせたことある』


小池「なにやってるんですかw」


『あいつマジ弱いんだってw 笑っちゃうくらいw』


小池「言い方がw」


『ちょーザコ』


土生「悪意ありますねw」


『鮎喰響?』


土生「w」


『ぽてちこ可愛かった』


小池「いつものてちっぽいようで全然違いますよね」


『うん。 いつものぽてちこは、ほっぺた触るとふへって笑う感じ』


土生「あ、確かにミコトさんよく触ってますよね」


『あいつのほっぺマジで可愛いんだって。 セゾン位からどうしても触りたくなって、思い切って触ったらヤバかった』


小池「ふにふにしてそう」


『そうなの。 もーね、中毒w』


小池「ミコトさん、私の前髪も触ろうとしてくるもん」


『それはもう、好奇心』


小池「そんなんで触らんでよ!w」


『ガチなのがまた良い』


小池「良いの意味が分からへん」


『あー、ほら。 好きな子にちょっかい出したがる系なんよ』


小池「す、すき…」


『ガチにならんで? みんな大好きだからw』


小池「わかってます!w」


土生「みんな割と耐性ないんでw」


『欅は割とウブ』


小池「ウブてw」


『乃木坂はもう付き合い長いからってのもあるかも知れないけどね。 色々無茶振り多いよ』


土生「なにやるんですか?」


『んー? 色々だよw』


小池「なんで含み持たせるんですかw」


『だって、これで欅ちゃんにも無茶振りされるようになったら大変だもんさ』


土生「でも、無茶振り可なんですね?w」


『んー…やるやらないはその時の気分次第だけどね?w』


小池「なら、ミコトさんの機嫌良さそうな時にやってもらおw」


『えー、なに言われるのか分からないから怖いけど。 でもまぁ、それだけ欅とも打ち解けられたってことかな』


土生「そうなれてたら、嬉しいです」


『今度、21人と私でご飯でも行こっか』


小池「あー、行きたい!」


『楽しみにしててね。 ちゃんと、セッティングするから』


土生「はーい」







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