46の日常。

□2本目 同じ。
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『熱い、何が起こってるんだこの星は……ジメジメしてさ…洗濯物干してもカラッと乾かないんだよなぁ…すでに汗かきそうだし……あーち!』


白石 「壊れたw」


衛藤 「ミコト、暑がりだもんね〜」


白石 「夏になると基本テンション低いしw」


『寒いのは着れば何とかなるけどさ、熱いのは脱ぐの限界あるじゃん。 それに、脱いでも熱いものは熱いし』


松村 「脱いだらあかんで?」


『大丈夫、頑張る。 だから七瀬、ひっつくな』


西野 「えー、だって眠いんやもん…」


西野はミコトの背中に張り付き、肩のあたりをペチペチと叩く。


高山 「なぁちゃん、ミコト暑いってよ?w」


西野 「ななは、そこまで暑くない」


そう言って一切退こうとしない西野。


『わりと強情だよね』


高山 「あははw」


西野 「あ、そういえば。 なぁミコト?」


『ん?』


西野 「昨日の握手会でファンの女の子に言われたんやけど、1週間位前に渋谷の駅前を全力で走ってるミコト見たって」


『あー、走った。めっちゃ走った。 生駒がさぁ、ホテルに財布忘れたとか言い出して。全力で走った』


西野 「あー、なるほどw」


『本当にギリギリだったかんね。 さすがに焦ったもん』


高山 「確か、なぁちゃんも一回ミコト走らせなかったっけ?」


西野 「………え?w」


『とぼけるなw 忘れもしない、2年前のグアム』


西野 「ミコト、絶対覚えとるもんなぁw」


『ホテルにパスポート忘れるっていうありきたりな事するんだもん』


高山 「あれはね、ミコトには悪いけど笑った」


『全然地理分からないのにさ、アホ程走ったもん。 びっくりする位汗かいた』


西野 「その節はw」


『あははw あれ以来七瀬がホテルに忘れ物するのを見たことが無い』


西野 「さすがに、反省したもんw」


高山 「あの時のなぁちゃん、ションボリしてて可愛かったw」


『それは私も思ってた。 全力で走った価値はあった』


西野 「なにそれw」


そんな事を話していると、楽屋の扉がノックされて開く。


スタ 「逢沢さん、今良いですか? ちょっとご相談が」


『あ、はい。 行きます』


そう言って立ち上がろうとするミコト。


しかし、西野に肩をぎゅっと掴まれる。


『七瀬?』


西野 「………手のひら、まだ臭豆腐の匂いするかも」


『っ、やめいw』


西野 「はは、いってらっしゃいw」


『はい、行ってきます』



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