THE WORLD

□THE WORLD
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『え、なに?』


永尾 「あのね、私のサブ属性見て欲しいの」


『どうして?2年の時にはかって、もう分かってる筈だろ?』


永尾 「いや…実はね、何も分かってないんだ」


『なんで?』


永尾 「ちょうどその頃風邪引いてて、休んでたから…」


『………じゃあ、ずっと自分のメインの属性しか知らずにやってきたの?』


永尾 「うん」


『すっげぇなw今までそんな奴居なかったぞ?w』


永尾 「やっぱり、これからZEUTHが来るって時にこんな状態じゃ、大変かな〜って思って。お願いしていい?」


『うん、良いよ。手出して』


永尾 「はい」


伊織は永尾が差し出してきた右手を握る。


『じゃ、魔力流して』


永尾 「ん………」


目を瞑り、集中して魔力を流す。


『ん、メインは雷………サブは…水……音…獣………それと、まだ覚醒はしてないけど幻も』


永尾 「おぉ…4つも…」


『サブを4つ持ってるなんて、なかなか無いからな。かなり魔法の幅が広がるよ』


永尾 「そっか……ありがとね」


『うん、気にすんな。もし何か分からないことあったら、いつでもどーぞ』


永尾 「うん、分かった」


『それで……あいつらは何やってんだ?w』


永尾 「なんだろ…w」


伊織と永尾の視線の先には、わちゃわちゃしている猫の姿の横山と島崎が。



横山 「ぱるるやめい、くすぐったいwww」


島崎 「ふふふ、この前の仕返しw」


横山 「んはぁww」


島崎 「ふははw」



永尾 「猫ってくすぐったがりなの?」


『んー、そういうわけじゃないけど……まぁ、なんだかんだ言ってもあいつは元が人間だからなw人間の感覚だと、猫になった時神経とかが過敏になり過ぎてるって言ってたよ。毛先にほんの少しでも触れたら分かるって』


永尾 「あ、なるほど。そう言えばさ、私もサブに獣属性があるみたいだけど。猫になれたりするの?」


『うん、うまく獣属性の魔法が使えるようになればね』


永尾 「おぉ〜。犬とかになってみたいな〜」


『いや、もっと戦闘に使えそうなの選びなよw』


永尾 「猫は?」


『あれは、私と由依の趣味だからwお互い猫が好きだからって理由でのあれだからねw』


永尾 「はは、そうなんだw」


『戦闘となったらそりゃもう、トラとかライオンなんてしょっちゅうだよ。たまにゴリラとか?w』


永尾 「へ〜、なんだか面白いねw」


『自分にあった戦い方出来るもの見つけた方が良いよ』


永尾 「よし。頑張ろう」
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