THE WORLD

□THE WORLD
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UZA魔法高等学校 演習場。


そこで魔法を使った攻防を繰り広げる2人の人物が。


『メーアシュヴァルツ』


大和田 「っ、ルスシエロ!」



篠田 「大和田ちゃん、随分出来るようになってきたね」


横山 「そうですねぇ。ルスシエロは、光属性の魔法の中でも扱いが難しいのに、しっかり発動出来てるし」


篠田 「うん。まぁ、さすがに伊織との演武だと格差が凄いけどね。でも、大和田ちゃんの力は既に、1年の中じゃ群を抜いている。それどころか、2年にも3年にも、大和田ちゃんに勝てる人間は少ないはず」


横山 「まぁ、この1ヶ月毎日6時間はこうやって実戦型の演武をやってますからねぇ」


篠田 「ま、やりすぎ注意って言っておいてね」


横山 「了解です」


篠田は、横山の隣が一瞬で居なくなる。


横山 「お2人さん、そろそろ終わりにしよか」


横山がそう言うと2人は横山の元へと歩いてくる。


『もうそんな時間か。気付かなかったわ』


大和田 「伊織さん、ありがとうございました!」


『うん。お疲れ様』


大和田 「確か、明日から討伐の任務なんですよね?」


『そう。だから、明日と明後日は私達帰って来れないからさ』


大和田 「分かりました!」


横山 「しっかり体休めとき?」


大和田 「はい!」


『んじゃ、今日も無事終わりと言う事で』


伊織がそう言うと、横山は猫の姿になり肩に飛び乗り、大和田は伊織の隣へ。


2人を確認してから、伊織はテレポートの魔法を使い談話室へと戻った。




その日の夜。


大島 「今回の討伐って2人で行くの?」


『いや、真理佳達と行ってくる』


小嶋 「ターゲットは?」


『えーと、なんだっけ?』


横山 「クリスタルゴーレムや」


『あ、そだそだ』


大島 「ったく…w」


小嶋 「クリスタルゴーレムに谷とか連れて行くの?」


『あぁ。あいつらはあいつらで、かなり優秀だからな』


小嶋 「ふ〜ん」


大島 「ま、気楽に頑張れよ〜」


『あぁ、そうするよ』


大島 「それにしてもさ、南那ちゃん凄く強くなったよな〜」


『たつまきだって、かなり腕上げただろ?』


大島 「うん、かなりね」


達家 「やったー!♪」


小嶋 「でも、あまりにも偏り過ぎててさ」


横山 「どうゆう事ですか?」


小嶋 「防御魔法が、脆すぎるの」


大島 「攻撃魔法は、うちの5年と比べても遜色無いくらいなんだけどね〜」


達家 「が、がんばります…」


『うん、頑張れ』


横山 「ほな、うちらはそろそろ行きますね。明日の事でカンファレンスせなあかんので」


大島 「おう、頑張れよ〜」
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