THE WORLD
□THE WORLD
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UZA魔術高等学校 1年の教室
突如現れた戦伐1位の伊織とそのパートナーの横山に、教室内は騒然としている。
『えぇ、と…』
秦 「あれ、どうしたのですか?」
『あぁ、佐和子先生。ちょっと、南那借りて良いっすか?』
伊織に話しかけてきたのは、1年生の担任である秦佐和子だった。
秦 「えぇ、大丈夫ですよ」
『ありがとうございます。南那、来てくれ』
伊織がそう言うと、教室に後ろの方にいた南那が走ってこっちに来る。
『ちょっと、廊下出よう』
南那 「はい………?」
伊織、横山、大和田の3人は廊下へ。
南那 「どうしたんですか?」
『これから、NH大陸にあるRIVER校へ行くことになったんだ。ZEUTHがそっちに現れた』
南那 「え、それって…!」
『私たち48部隊は、今すぐ向こうに行ってくる』
南那 「………」
大和田は、少しだけ考える様にする。
『一応、伝えておこうと思って』
南那 「………わ、私も、連れて行ってください!」
『……南那なら、そう言うと思ってた』
南那 「え…?」
『一緒に行こう』
南那 「っ、はい!」
横山 「ええの?」
『いいさ。責任は私がとる』
横山 「ほな、うちも一緒に怒られたるわ」
南那 「すみません、ありがとうございます!」
『おう。とりあえず、NH大陸まで行こう』
南那 「テレポートですか?」
横山 「いや、テレポートでは行けへんねん。あれは、限られた範囲内での魔法やから」
南那 「え、じゃあどうやって…?」
『ルフ呼んで、連れて行ってもらう』
南那 「ルフ…?」
『おいで、ルフ!』
伊織がそう呼ぶと、校舎の外に大きな鳥が。
南那 「ロ、ロック鳥…!!」
『私の召喚獣なんだ』
南那 「す、すごい…」
『じゃ、さっそく行こうぜ』
伊織はそう言って、横山と大和田と共に校舎の外へと出て行った。