風の歌姫(夢幻の砂時計)

□火の島
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 気を取り直して炎の神殿を進もうとしたら、輪のような部屋に来る。さっきの違う黄色のチュチュが出てきた。ただ、電気を見に纏っている為、今のところ倒すことが出来ない。


「……あれ? ここから先が行けなくなっている……?」

「多分、あのスイッチを押せばいいと思う!」


 そういってへこんでいる謎の床を通った後赤いスイッチを叩くと、赤い壁がへこんで青い壁が出てくる。


「な、なにこれ!?」


 いきなり後ろに出来た壁を見て驚く。


「多分そのスイッチを叩く事で赤くなったら赤いものが出てきて、青くなったら青いものが出てくると思う……イデデデデ!?」


 リンクが話している途中で黄色のチュチュがリンクに攻撃したようだ。会話中でも容赦ないなこの黄色のチュチュは。


「り、リンク!?」


 私は急いでリンクのところに行き、黄色のチュチュが動きを止めている間に双剣で斬った。私は双剣をしまってリンクに話しかける。


「大丈夫? リンク?」

「あ……リュアがキスして来れなければ……俺は……もう死ぬ……」


 冗談を言ったリンクの肩を思いっきり叩く。予想外の行動だったのか、リンクは目を見開いて驚いていた。


「バカ言わないでさっさと行くよ!」


 リンクを置いて先に進める私に向かって、リンクは叫んでいた。


「あ!? ま、待ってくれよ、冗談だって! だからはや歩きで一人で行くなああああ!!」


 1人で勝手に叫んでいるリンクを置いて、シエラと先に進む。


「リュアも大変ね、こんな感じが毎日あるようなものなんでしょ?」

「まぁ……一応」


 先に進んでいると扉がしまった。もちろん、リンクはこの扉の向こう側にいる。敵がいないと思って部屋を歩こうとしたら、緑のペッタンコな魔物がいた。


「な、なにこれ!?」


 私は叫びながらも、全部倒した。扉が開いて、宝箱が出てくる。宝箱の中にはブーメランが入っていた。

 私はマグマの上にあるスイッチをブーメランを使っておすと、反対側にある火が消えて通れるようになっていた。


 リンクも連れて先に進むと、マグマの向こうにスイッチがある部屋に来た。ブーメランを使い、スイッチをおすと炎が消えて下に降りれるようになる。


「これなら楽勝だね!」

「この神殿も簡単に終わることが出来そうだ!」


 そのあとも、いろんな謎を解いたり、ネズミを捕まえたりした。そしてやっとボスの部屋の前まで鍵を持ってくる。


「……なんか懐かしいね」

「……? なんでなんだ?」


 扉を見ていた私はリンクの顔を見て言う。


「だってさ! 1番最初のダンジョンだって2人で来たじゃん? まあ、今は3人だけどね」

「そういわれると……懐かしく感じるな!」


 そんな会話をリンクとしていると、私とリンクの間にシエラが入ってくる。


「ちょ、ちょっと! 私もいることを忘れないでよ! 勝手に2人だけの世界に入らないで!」


 そういってシエラも会話に入る。だけど……この時間が無限に続く訳がない。だって、お互いの目標を達すれば別れがやってくる。でも……今だけはいいかもね。


「それじゃ! 早く邪悪な者を倒しに行きましょ!」


 鍵を入れて、南京錠を外して部屋に入る。さらに階段を上ってみると、安定の円になっている部屋に来た。すると、ここのボス……火焔幻術師のブレイズが現れて、小さくなって3人になる。


「な、何だこれ!? 普通に戦おうとすると避けられる!」


 私は持っていたブーメランで3人を纏めると大きくなった。またブーメランを使って当てると、気絶するので、その隙に双剣で倒した。
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