風の歌姫(夢幻の砂時計)
□プロローグ
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いまから、ほんの少し前の話……
あるところに海賊のお頭をしている女の子がいました
名をテトラといいとても綺麗でおてんばな女の子でした
テトラは勇敢な手下と共に広い海を冒険しています
あるときテトラがいた立ち寄った島で緑衣をまとう少年と青いワンピースを着た少女に出会います
冒険の途中で行き着いた遺跡でテトラは不思議な光りに包まれて
見るも美しいお姫様に姿を変えました
なんとテトラはいにしえに滅んだ国……
ハイラル王国の王女ゼルダ姫だったのです
青いワンピースを着た少女の正体は世界を創った知恵の女神ネールの子孫だったのです
しかし驚いたのもつかの間突然恐ろしい魔王現れ
ゼルダ姫はさらわれてしまいます
魔王の狙いは代々ハイラルの王女が持つ聖なる力
その力を我が物にしようとたくらんだのでした
少年と少女はゼルダ姫を助けようと後を追います
海を渡り山を越え長い長い冒険の末
退魔の力を手に入れて勇者となった少年
ネールの子孫として覚醒して本当の力を取り戻した少女
彼らの活躍により見事魔王は倒され
捕われていたゼルダ姫は助け出さらたのでした
その後、新天地を求めてゼルダ姫と少年と少女は海賊として
再び旅に出たのでした めでたしめでたし