short(dream)

□最近のハマり【二宮和也/裏】
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「おい、これどういう事だよ!」

「ん?」

なにやら受け付けから怒号が聞こえる。
何だろうクレームかな?

「申し訳ございませんっ…」

この声は…怪物くんさん?

俺は個室から飛び出し、受け付けの方に向かうと、太った中年の男性に頭を下げる彼女の姿があった。

あっちからは見えない場から状況を見る。

「ここはよぉ、冷めたメシを客に食わせんのか??」

中年の男性の指差す方を見ると、まだ湯気が立っている料理。
…なにあれ、ただの言いがかり?クレーマー??

怪物くんさんは、それでも「申し訳ございません」と頭を下げ続けている。

「ちょっとこれは、もっと謝罪してもらいたいなぁ。お嬢さん、俺の個室で相手してくれよ。」

…は??

すると、中年男性は彼女の腕を掴み無理やり連れて行こうとする。

「や、やめてください!だれか…っ!」

「ねえ、おじさん何してんの。」

俺は、2人の行く手を阻むように前に出る。

「あ…お客様…」

「おいどけ、若造が。ぶん殴られてえのか!!」

「…3秒待つからその間に彼女から離れて。…3」

「あ?てめぇ、どかねえならこうだ!」

「2」

中年男性の拳が俺に向けて振り上げられる。

「お客様!にげて!


「1」

−ガンッ-

俺は思い切り、頬に殴られた。
その反動で体がよろけ、頭までグラグラして来る。

その横を中年男性は彼女を連れ、通り過ぎようとする。

「0」


俺は1発、中年男性をぶん殴った。





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