long(dream)

□〜five colors memories〜
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コンコン、ガチャ

待たされていた部屋にいかにも偉そうな雰囲気の人が入ってきた。
あれ、この人…面接の試験管だった人…?

「待たせたね、面接以来かな?一ノ瀬さん。」

やっぱりそうだ。

「あ…はい。覚えてくださったんですね…」

するといきなり、その人は笑い出した。

「覚えてない訳ないじゃないか!ジャニーズに興味あるかと聞いたら、興味ない。知ってるジャニーズを聞かれても知らないだなんて答えるの君くらいだからね!」

…ほらね?落ちる筈の面接って言ったでしょ?でも、本当の事を言ったまでだ。

「はぁ…それで今日は…どのような用事で…」

「電話でも話した通り、マネージャーの依頼だ。…君、嵐は知っているかい?」

…嵐??台風的な…?

「し、知らないです…気象現象しか…」

またその人は笑い出し、笑い過ぎて呼吸が乱れていた。大丈夫かなこの人…

「嵐っていうのは、この子達のことだよ。」

と言って写真を見せてくれた。写真には笑顔で映る5人の男性の写真が。
「はぁ…」と、適当な返事しかしない私をよそに、話をその人は続けた。

「君に、この子達の専属のお世話係をしてもらいたい。身の回りの世話、食事なんかもね。そして監視も。」

この人は何を言っているんだろう…。

「嵐と共に一つ屋根の人で生活をしてもらうんだ。」

衝撃の一言だ。

シェアハウス…?!?!
なんで私が!!??


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