long(dream)
□〜five colors memories〜
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ー街を歩いていると、若い女の子の2人組が先日に行われたライブの話で盛り上がっているのが聞こえた。「良かった」「かっこよかった」とそれぞれが感想を言い合っていた。
「そりゃそうだ」だなんて、私が誇らしげに思う事じゃないと思うけど。
街にある1番高いビルの巨大モニターには、5人が映し出されていて番組の告知をしている。
私は、それを見て立ち止まる人たちを横目に通り過ぎた。
家に着きソファに座り、棚に飾ってある写真を手に取った。そこには笑顔で映る私と大切な5人。
帰るまでにも雑誌の表紙、ポスターなど、5人の顔をたくさん街で見かけた。
そう、5人は今では国民的アイドルとなった。日本で彼らを知らない人の方が少ないであろう。
何年か前まで一緒に暮らしてただなんて、嘘みたいだ。
私は今でも5人の事を忘れない。
私を変えてくれた大切な5人の存在。
"嵐"という存在を…。
これは、嵐が国民的アイドルになるまでのお話。ー