長太郎受けメイン

□眩しい君
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「……!」
「す、すみません」

近づいた長太郎くんの顔をふと顔を見ると、幼さが残ってはいるものの、端正な顔立ちに、思わず見とれてしまいそうになる。
長いまつ毛、通った鼻筋、ブラウンの瞳、熟れた果実のような唇。
全て、自分一人のものにしたいくらいだ。
少し離れたところで、女子高生二人が、長太郎くんを見て、ひそひそと楽しげに話をしている。
誰から見ても、長太郎くんはかっこいいのだ。
いいな、長太郎くんは。人生が希望の光で照らされている。
それに対して、僕は情けない。

『次は、○○駅──……』

アナウンスが鳴り、暫くして駅に地下鉄が駅に止まると、なんと同じ車両に乗っていた人間が、全員降りていったのだ。
こんな奇跡が有り得るのだろうか。
さっきまで満員だった車内は、あっという間にすっからかんとなってしまった。
ここには、僕と長太郎くんが二人きりだ。

「……め、珍しいね、一気に人がいなくなるなんて」
「そうですね。席が開きましたし、座りましょうか」

と、近くの席に座るために、背中を向けた長太郎くん。誰もいないのに、優先席は避けて座ろうとする姿勢は感心してしまう。
それにしても、制服を着ていても分かるのは、腰の位置が高いのと、ぷりっと出たお尻。
──触りたい。
そんないやらしい考えが頭をよぎり、かき消そうと僕は咳払いをした。
図々しく長太郎くんの隣に座り、徐々に距離を詰める。ふわっと柔軟剤の甘い香りがして、興奮であそこが反応してしまう。

「俺、あと二駅先で降りるんですけど、花岡さんはどこで降りるんですか?」
「あ、僕は三つ先だよ……」

あと二駅先。
そこで別れてしまえば、次いつ長太郎くんにこうして会えるか分からない。
抑えなければいけない欲望が、喉から手が出るほど欲する長太郎くんへ溢れてしまう。
それも長太郎くんが、誘うようなお尻を向けるから──……!!

「……長太郎くん!」
「はっ、はい!」

突然の大きな声に、驚いた長太郎くんは、びくっと跳ねてから僕を見る。
もう駄目だ、我慢出来ない。
長太郎くんを、汚したい。
理性が吹っ飛び、僕は長太郎くんのズボンのベルトに手をかける。

「えっ、えっ!?」

長太郎くんは僕の奇行に、戸惑いの声を漏らす。
急にベルトを外されるなんて思っていなかった長太郎くんは、僕を止めるように手を押さえつけてくるも、尾錠は外れ、ズボンのファスナーを下ろすと、ウエストゴムは黒、生地は白のパンツが顔を出す。
長太郎くんの、僕の手を押さえる力が強くなるが、優勢なのは僕だ。

「どっ……どうしてこんなことを……」
「とうして?長太郎くんが誘ってくるからだよ」
「えぇっ!?俺そんなことしてないです……、やめてください……!」

困惑が焦りに変わったのか、僕を離そうとする力が、より強くなる。
この車両はガラガラだが、隣の車両には人がいる。そんな中で下着を露出するのが恥ずかしいのだろう。

「長太郎くん、パンツ白なんだね」
「っ……」

長太郎くんの綺麗な顔が、僕に対する怒りで歪んだ。
いつも朗らかな笑顔の長太郎の怒った顔は、初めて見た。
──堪らない。
ムラっと興奮した瞬間、僕は本気で突き飛ばされ、間抜けなことに、床に投げ出される。
長太郎くんは逃げようと隣の車両に移ろうとしているが、逃がす訳にはいかない。
僕は必死に脚にしがみつき、ズボンを一気に下までずらす。
上から声にならない声が聞こえてきた。
それでも、理性が吹っ飛んだ僕には、長太郎くんを思いやる遠慮なんてできないんだ!

「嫌っ……!!」

長太郎くんはジタバタと身動きし、脚を動かすも、それを制止するように、僕は太腿を撫で上げ、パンツの下から手を入れて、尻を掴む。

「やめてくださいっ……」
「あんまり騒ぐと、隣の車両の人に見られちゃうよ」
「……でも……、うっ…………」

動きが止まった長太郎くんの視線の先を見ると、隣の車両のおじさんと目が合っているようだ。
羞恥で動けないのか、長太郎くんは顔を下げ、俯いた。
大人しくなったのをいいことに、僕は指先を後孔に挿入する。

「ひっ……」

上から雫が数滴落ちてきた。それが長太郎くんの流した涙と気づくのに、そう時間はかからなかった。
なぁに、泣くことは無い。すぐに気持ちよくなるんだから。
すっかり大人しくなった長太郎くんは、手すりを握ってじっと固まっている。
従順で、いい子だ。

「長太郎くん、分かる?お尻がどんどん僕の指を呑み込んでいってるよ」
「ふぅっ……うっ……」
「あれ?なんか簡単に入る気がするんだけど……。もしかして、自分で弄ったりしてる?」
「し、してなっ…………ぁあんっ……、っ……!」

思わずよがるような甘い声を出してしまい、すぐに手で口元を押さえた長太郎くん。
まさか、まさか。
光を纏ったように輝かしくて、触れたら汚れそうなほどに純粋で清い長太郎くんが、自らの手で、……この細くて長い指で、アナルオナニーをしているなんて。
一体どんな思いでお尻を弄っていたんだろう。好きな女の子のことを考えながら?自分が虐められるのを想像しながら?

後者だと嬉しいな。僕は、前者みたいに、長太郎くんのことを考えて、ひたすら竿を扱くオナニーに励んでいた。何年もね。

「慣れてるから気持ちいいんだ」
「っ……」
「見てみて、窓を。僕なんかにお尻を弄られて、感じてる長太郎くんが映ってるよ」

窓の外は暗いから、はっきりと見えてしまう。
本当に可愛いんだ、長太郎くんは。僕がそう言ったから、窓に映る自分を見て、更に涙を流している。
今の僕は、無敵と言っても過言ではない。
いつも自分に自信が無いのに、今は嘘のように饒舌だ。

指先でお尻を弄ったところで、長太郎くんのパンツを膝くらいまで下にずらした。呻き声に近い絶望色の声が聞こえてきて、僕の加虐心を揺さぶる。
長太郎くんが逃げないように、僕は脚にしがみついたまま、自分の履いている制服のズボンを下ろし、立ち上がる瞬間にパンツもずらし、すっかり勃ち上がったペニスを、長太郎くんの尻に押し付ける。

「嫌だ、それだけは……、やめてください……」
「一人でオナっちゃうくらい、お尻が好きなんでしょ?」
「だから、そんなことしてないって……、!!」

小さな穴に、僕のペニスの先端をつける。
迷うことなんてない、後は奥まで掘り尽くすだけだ。
長太郎くんの身体が、恐怖からか、ぷるぷると震え出す。

『次は、〇〇駅──……』

車内のアナウンスによって、長太郎くんが降りるべき駅に近づいてきたことが分かった。
もうすぐホームに着いてしまう。そうなると、確実に人に見られてしまう。
きっとそれを恐れて、長太郎くんは涙でぐしゃぐしゃになった顔を僕に向けて、「許してください」と時折嗚咽を交えながら懇請してきた。
でも──……。

「嫌だね」

ぐんと勃ち上がったペニスを、一気に最奥までぶち込んでやった。
すると、長太郎くんの膝はガクガクと震え、小動物の鳴き声のような、不思議な声が聞こえてきた。

「全部入っちゃった」
「はぁ、はぁ……、嫌……」
「乗ってきた人たちに見せてあげようか」
「嫌だぁあぁっ……!!」

長太郎くんは頭を左右に振って、嫌嫌と喚く。
あぁ、こんなお金持ちの家の息子が、朝から公共の場で、人間の底辺の僕にお尻を掘られているなんて。
いけないことをしていると分かっているのに、内から湧き上がるのは、今まで感じたことのない優越感と、背徳感と、支配感。

プシュー──……

無慈悲にも、扉は開く。駅に着いてしまったようだ。
ゾロゾロと人は乗ってくる。
皆、僕達を視界に入れると驚いて驚愕の目を向けるが、薄情なことに誰もが見て見ぬふりだ。
朝からお尻もペニスも丸出しにした中学生が犯されているというのに、手を差し伸べてあげよう、という人がいないのだ。

「うぅっ、助けて……」

涙いっぱいの顔で、長太郎くんは小さく呟いた。
こんなに涙で顔を濡らしていても、誰も助けてくれない。可哀想に。
でも、まるで捨てられた犬のようにも見える。汚い僕に犯されて、小汚い犬と同じみたいだね。

『まもなく、ドアが閉まります』

アナウンスが終わった直後に、誰かが大きな足音を立てて乗り込んできた。駆け込み乗車は危険だと言うのに、一体どこの馬鹿なんだろう。
ちらりと目をやると、僕と同じ高校の制服を着た、クラス委員長の、気の強い女子生徒だった。
向こうも僕を見つけると、彼女は幽霊にでも遭遇したように顔を歪ませ、それから人をかき分けて、こっちにやって来た。

「花岡っ……あんた何してるの!?」

当然の反応だろう。だけど、薄情な人間ばかり乗ってきたせいで、誰も長太郎くんへの声をあげなかった。
僕は挿入をやめ、素早くパンツにペニスをしまう。
その間、僕のペニスを見てしまった彼女は、嘔吐でも催したのか、気分が悪そうに口元を押さえていた。

「何してるのって、ナニだよ」
「は?」
「お尻を弄るのが大好きなこの子が誘ってきてね」
「ず、ずっと泣いてるじゃない!無理やりヤってるくせに!!最低っ、あんたみたいな変態、死ねばいいのに!!」

気の強い女だ。お前なんか、顔もたいして可愛くないし、正義感ばっかり強くて、野球部の馬鹿で不細工でお調子者の男と付き合ってるくせに。
長太郎くんのような、真っ白な清さを持った訳でもない、薄汚れた人間が、僕に、この僕に罵声を浴びせるなんて──……!

「ふんっっ!」

指を二本、乱暴に長太郎くんのお尻に挿れると、聞こえてきたのは長太郎くんの悲鳴と、女のキャンキャンとうるさい声。
前立腺をよっぽど開発していたのか、ここを執拗に弄ると、長太郎くんはビクビクと震え出すのだ。

「ここがいいんでしょ?気持ちいいって声に出してよ」
「指っ、抜いてぇ……、お、おかしくなっちゃう……」
「やめなさいって!警察に通報するわよ!」
「したけりゃすればいいさ。そんなことより、君も見てた方がいいよ。ここを開発してこう弄れば、男は簡単に……」

後孔の中で激しく前立腺を擦ると、周囲に人がたくさん、更に隣にギャラリーの女までがいるのに、甘い声が漏れる。

「良くなるんだよ」

彼女は絶句だった。
長太郎くんは、立っているのもやっとの状態で、倒れないように手すりを両手で握っている。
そこに追い打ちをかけるように、前立腺を責めに責める。

『まもなく、〇〇駅──……』

おっと、もう長太郎くんは降りる時間だ。
振り返った長太郎くんが、もう降りますと動き始めたが、残酷だと知っていても、長太郎くんの陰嚢を強く握り込んでやった。
手を加えている僕までも、ゾッとしてしまう。長太郎くんは手すりに頬をつけて絶叫している。

「痛い痛い痛いぃっ…………!!」
「抵抗しない方がいいよ〜。はい、お尻出して」
「やめてって!!誰かっ……駅員さんを呼んでください!」

女までもが目に涙をためて、周りの大人に呼びかける。
一人のおばさんが駅員を呼びに行くのか慌ただしく降りていったが、おばさんが本当に駅員を呼びに降りたのかなんて、誰にも分からない。

「花岡ぁ!あんたのその行動、全部みんなに言ってやるんだからね!!」
「構わないよ」
「くぅっ……ぅ、あぁっ……」

陰嚢の痛みに耐えつつも、前立腺を弄られるのが気持ち良くて堪らない長太郎くんは、浅い呼吸を繰り返しては度々甘い声を漏らしている。
そうこうしてるうちにドアは閉まり、地下鉄は動き始めた。

「はぁっ……あぁ、あっ……」

長太郎くんのペニスの先端から、汁がダラダラと垂れている。
そして僕は、勃起したままパンツの中へしまったペニスが苦しそうにしているので、もう一度外へ出し、長太郎くんの中へとぶち込んでやる。

「っ……あぁあっ!」
「長太郎くん、こっち向いて」

何度か抽送を繰り返した後、力の入らなくなった長太郎くんの向きを変えて、対面する形になる。
羞恥で紅潮した頬、涙で潤んだ瞳、濡れたまつ毛、開いた口。どれも芸術品のように綺麗な顔をしていた。
長太郎くんがこっちを向いたことによって、女の視界に長太郎くんのペニスが入り、女は静かに顔を赤らめている。この雌豚め。

「舐めてよ」

中から抜き、長太郎くんに舐めるように指示をすれば、虚ろな瞳の長太郎くんが、しゃがみ込み、僕のペニスを
舐め始めた。
可愛い、舐めてる舐めてる。
赤い舌先が、陰毛まみれの汚いペニスの先端でちろちろと動いている。

「しゃぶって」

長太郎くんは壊れた人形のようにコクコクと頷き、小さなお口の中へと、僕のペニスを呑み込んでいく。
温かく、ぬめりのあるそこは、極上の心地で、僕は思わず長太郎くんの髪を掴んで、腰を前後に揺らしていた。

「っふ……、長太郎くん、勃起してるんだね」
「…………」
「大きいちんちんだね。いやらしい」

腰を動かす度に、公共の場にそぐわない卑猥な音が発せられる。女は、困惑した表情のまま、端の方へ後ずさりしていた。

『まもなく、〇〇駅──……』

アナウンスが鳴ると同時に、僕は昇ってくる射精感を感じて、長太郎くんの口からペニスを引き抜く。

「うおぉ、おおっ……」

右手で竿部分を上下に擦り、呆然とした長太郎くんに目掛けてペニスを傾ける。

「射精るっ!射精るぞぉおっ!!」

ラストスパートをかけるように、全身全霊でペニスを上下すると、ペニスの先端から、白い液体が弾ける。
淫らな欲液は長太郎くんに降り注ぎ、綺麗な顔面に乗っかっていく。

「はぁ、はぁ……」

僕は、長太郎くんを汚した。
僕が、長太郎くんを汚した。

凄まじい多幸感に、目の前が眩みそうだ。
タイミングがいいことに、地下鉄は、徐々に速度を落としている。潮時だ。
ひとり放心状態の長太郎くんをよそに、僕は衣服を整え、つり革に掴まる。
ホームに近づくにつれ、地下鉄の速度は緩やかになっていく。

『ドアが開きます──……』

大勢の人が、降りたり乗ってきたりとする中、やはり誰もが衝撃的な長太郎くんの姿に、驚きを隠せないようだ。
光を纏っていると言いたくなるような、純粋で綺麗な長太郎くんは、もういない。
今そこにいるのは、汚い僕に犯され、晒され、嬲られ、目に輝きを失った可哀想な男の子。

「じゃあね、長太郎くん……」

顔には精液を、下半身は丸出しの姿で床に座り込む、惨めな長太郎くんをたっぷりと目に焼き付けてから、僕は鼻歌を交えながら、地下鉄から降りた。

突き刺さる視線すらも、快感だった。
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