気まぐれに本が増える図書館

□機械生命体になったよ
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ディセプティコン目線

ブラックアウトside
いつも通りの通路、いつも通りのスタースクリームとの"喧嘩"...だが、いつもと少し違うのは、スタースクリームが不調ということ、カメラアイがチカチカして、ブレインが痛むのか頭を抑えている。
まぁ、どうせメガトロン様にお得意の裏切りの作戦でもなんでも考えているんだろう、そう思いながらスタースクリームとの"喧嘩"を続けた
そうしたら奴が突然ガクリと頭を垂れた、どうしたのか...少ししたら、勢いよく顔を上げて、引っぱたかれた
グーがなくて、パーで
"スタースクリーム"が驚いた顔でみてて、俺も驚いた
そしたら"スタースクリーム"が心配そうな目で、申し訳なさそうな顔で、引っぱたいてきた場所を撫でた。
俺は再度驚いて、固まった。
"スタースクリーム"が遂に壊れたと思った。
最近激務で、"スタースクリーム"も、他のメンバーもピリピリしていたから、いつ壊れてもおかしくはなかった。
俺はすぐに連絡した、誰に連絡したかは覚えてない
俺が覚えてるのは、意識が途切れる寸前みえた"スタースクリーム"の焦った表情だけだった。

バリケードside
いきなり、ブラックアウトからでかい声で通信がきた。
〔スタースクリームが壊れた〕って、俺は嘘だと思ったが、まぁ最近色々とやばかったから、最初の被害者はスタースクリームか、と思っただけだった。
とりあえず近くにいたフレンジーとブロウル連れてブラックアウト達の元へと急いだ。
道中メガトロン様にもあって、ついでに「どこ行くんすか?」って聞いたら、ブラックアウトの叫び声を聞いたから様子見だとよ。
あいつがでかい声だすの珍しいからな。
ブラックアウト達の元へいったらよ、スタースクリームがスコルノポックと一緒になって首傾げながら待ってた。
でも、何かが違った
いつもはおべっかするのに、全然しないし、"スタースクリーム"じゃないように感じた。
その場にいた全員感じたようで、皆して黙って見てたらよ
"スタースクリーム"が困ったような顔で笑ったんだ。
"あいつ"はそんな顔では笑ったりしない、これは"スタースクリーム"じゃないって思ったよ
でも、"スタースクリーム"はずっと困ったように笑ってた。
まるで、今置かれている状況が分からない、みたいな感じでな
とにかく、緊急会議することになったよ。

サウンドウェーブside
"スタースクリーム"に会って最初に感じた違和感がある。
まず"ヤツ"はドローンに嫌われてたし、そもそも"スタースクリーム"自身がドローンを嫌っていたはずだ。
なのに、ラディッツやスコルノポック...あのドリラーまで懐いている。
どういう事かわからなかった。
とにかく、今は手っ取り早くステータスを調べることにした。
答えは、"全て一致"だった。
"アイツ"はスタースクリームなのだ、間違いなく。
だが、なぜこんなにも違うのかわからない。
...監視を強化する必要がありそうだ。

メガトロンside
現場にいって、最初に気づいた違和感
此奴はあの愚か者のスタースクリームではないということ。
あの愚か者は怯えた目をする、だがこの"スタースクリーム"は怯えることなく真っ直ぐに目を見る。
数値も完全に一致。
だが、俺の知っている愚か者は、怯え、裏切り、ヘマをするやつだ。
だがこの"スタースクリーム"は堂々と、俺の目を見て話す、怯えずおべっかもしない。
そしてなにより、話し方が違う。
この強烈な違和感に、正直どうすればいいかはわからない。
これから、ゆっくり観察し扱い方を考えなければならんようだ。
だが、違和感がある中であの愚か者と同じことを見つけた。
隠し事か、何か言えぬような事があると、言葉が詰まり目をそらす。
...それで思ったことが1つある、此奴も愚か者と同じ"トラブルメーカー"なのではないか、と
今後それも見なくてはならないな。








END

お久しぶりでございます
続きました。
そして口調がわからん。
どう続けて行こうか悩んでます。
実はこのシリーズpixivの方におまけみたいなお話があります(まだ1個しかないけどよかったら見てね)
んじゃ、またいつかー


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