アスター

□願い
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「……コエンマさんお願いします!」

「ダメだ!!絶対に許可できん!!」



僉子とコエンマ。ふたりは今、お互いの意見押し通そうと必死である。
その様子を見てぼたんは口を挟むことが出来ずに小さくため息をついていた。




何故こんな状況になっているかというと、それは数分前に遡る……













「……2ヶ月後、首縊島で暗黒武術会が開かれる。」




私とぼたんさんはコエンマ様に呼び出されて彼の部屋の前に来ているのだけど、ぼたんさんと喋りながら来たせいで随分遅れてしまっていた様で私達を呼び出した張本人にお叱りを受けていた(ぼたんさんが)

お叱りもそこそこに、コエンマさんが語る「暗黒武術会」という単語にぼたんさんとふたり首を傾げる。

「暗黒武術会?」

「ってなんですか?コエンマ様?」

「暗黒武術会とは……闇の力を使い富を築いた裏社会の富豪や実力者達がそれぞれ5名の魔性の最強メンバーを集め、バトルを繰り広げる史上最悪の格闘技戦だ! 」

「!!」

頭には昨日コエンマさんが言っていた人の道楽
の為に苦しめられる妖怪のイメージが浮かんできたけど、振り払うように頭をふった。


(大丈夫、信じるって決めたんだもの……)


「でも、コエンマ様。それが開催されるとして、なんであたしと僉子ちゃんを呼んだんです?」


「……その大会には" ゲスト "として闇の世界に深くかかわり、裏社会にとって邪魔となる人間が強制的にエントリーされる仕組みになっておる。これを拒否すれば"死"あるのみ。生き残るには勝つしか方法がない非道な大会…



……そこに幽助達がゲストとして選ばれてしまったんだ」



「え!?」

「な、なんだってぇ!?」


「幽助だけではない。桑原に蔵馬、そして飛影までがエントリーされておる。残るあと1人も大方の予想はついている……ワシは浦飯チームのオーナーとしてこの大会に出席することになった。それに伴ってだが……」


そんな恐ろしい大会に幽助くん達が出る……どんな理由からエントリーされたのかは分からないけど 私を助けてくれたあの人達が危険に晒される

そう考えた時にはもう身体が勝手に動いていた



「コエンマさん! 」

「お、おぉ!?なんだ急に!」

私はコエンマさんに詰め寄って彼の目を真っ直ぐ見る







「その大会、私も連れていってください……!!」
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