まともななにか

□イントロダクション
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まえおき

 どんなに好きだからって、叶っちゃいけないことも、たぶんあるんだ。素直になっちゃいけない気持ちも、あるの。

なのに軽々しく「好きなら諦めるな」なんて聞きたくないよ。


─きみの眼球が好きだとか、─きみの内臓が好きだとか。
──壊してやりたいとか。──それくらい、大切だとか、思ってる。
 


 少し異常な性癖と、愛情と、それに揺れ動く毎日を正すため、ボクたちは、バッドエンドに向かう。

「生きるには、マトモになれなきゃ、だめなんだ」
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