逆裁部屋

□風邪にはご用心
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その日の夕方

「ンッ、んっんぁっ?アッ…ひぁ何!?ふっぁあっ!」
「起きたか、成歩堂。」
「なっ、何で!風邪はっぁっあっ、ソコ、ダメッ!んんぁッ…!」
「起きたら熱が引いていてな、喉の不調は治ってないが、ハァッ、スッキリしてる。」
「だからって、何で僕がッ」
「後ろを濡らしたままYシャツに靴下だけで寝てる君を見て、欲情するなと言う方が無理だろう。」
「そんなのッ、不可抗力、だぁぁ!」

その後も気絶するまで抱き潰され、日曜日に熱をぶり返した恋人を他所に、もう一人で治めてろ!と一蹴して帰って行った成歩堂は風邪を引く御剣には近付かない事を決心したのだった。



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