逆裁部屋

□どうしてこうなったのやら
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真夜中の公衆トイレの中で卑猥な水音と粘膜が擦り合わさる音が響く。

「成歩堂…もう少し、力を抜いてはくれないか…?」
「ひぁっ…ぁ…無理…だよ…んぁッ!」
「あんまり声を出すと周りに聞こえるぞ?」
「だ、れのせいだと…!ひぅっ!!」
「堪え性のない君も君だ。」
「ンァ…!やっ…奥はーーーんんッ!」
「くっ、だから声が大きいのだよ、君は…ッ!」

懐からハンカチを取り出すと成歩堂に咥えさせる。鼻や唇の隙間からから漏れる息遣いに興奮するも、性急にならないよう御剣自身を成歩堂の奥まで挿入していった。

「ひぅ…ぅッ…んん!んんんッ!!?」

御剣のモノがS状結腸まで届くと成歩堂の腰が一段と撓(しな)り大きく見開いた目からはポロポロと涙が零れていた。

「あぁ、良かった。気持ちよさそうだな。」
「ふぅ…ッ!ふぅ…ぅう!」

御剣に開発され、後ろだけでも感じる様にされてしまった成歩堂にはもう自分ではどうすることも出来ない快楽が押し寄せてくる。
ーお願い、もっと突いてー
切なく後孔を締め付けながらイヤらしい腰つきで御剣を誘う。

「ふっ、だいぶ素直になったな。こんなに美味しそうに咥え込んで、いっぱい奥を突いて欲しいのだろう?」

態とらしく奥をトントンすると成歩堂の足がビクビクッと痙攣する。もう顔も蕩けて艷のある表情で御剣の与える快楽に身体を預けていた。

「ぁ…ふぅ…ぁっ…」

ふるふると身体が震える。
中では御剣のがズンッズンッと侵食していきもう何も考える事が出来なくなっていた。

「みつ…るぎ…!好き…ッ!あっ…れいじ…れいじっ!ひぁぁああ!」
「…ッ!」

咥えていたハンカチを離し名前を呼んだ途端、抽送が一気に激しくなり太い楔に犯されていく。泣き叫んでも止める事はなくひっきりなしに喘ぎそして最奥を何度も突かれながら成歩堂は射精した。

「龍一、好きだ。」

最中とは全く色の違う一言。
可愛がるような愛の呟きではない真剣な声色をした御剣の声。
自分の中に溶けて波紋の様に広がって包まれる感覚。

「ズルいんだよ、お前は。」
「その言葉、そのまま君に返そう。」

鼻を擦り合わせる刹那

「君がいないと私は生きていけないな」
「お前がいないと僕は生きていけないぞ」

声がかぶり、二人は笑い合った。

「成歩堂。」
「なに?」
「続きがしたいのだが。」
「…ッ!ってここトイレ…!」

場所を把握してきた途端に青ざめる成歩堂に、これは家に帰ってからではないとさせてもらえないな、と感じた御剣は軽くキスをしてから成歩堂の涎で湿ってしまったハンカチで成歩堂が出した精を拭うとテキパキと身なりを整えて平然としながら成歩堂を連れて帰っていった。
この華麗な一連に下手に動けず、最後には御剣の家でまたじっくりと愛されたのはまた別の話。

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